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つんく♂の超プロデューサー視点!

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記事一覧

「OWVの器用さは、進化したミニモニ。っぽい」 つんく♂×OWV座談会

つんく♂へ質問「歌で人の心を震わせるには、何から始めるべき?」つんく♂:では、後半は、つんく♂に聞きたいことを質問してもらいましょう。 中川:以前、BE:FIRSTさんと一緒に仕事をした時に、歌とパフォーマンスに心を打たれて泣けたんです。ステージには理想が100%投影されていて、すばらしかった。歌で人の心を震わせるには、どういうことを意識すればいいのでしょうか。 つんく♂:一撃で「誰が聴いても上手い」って思う領域があるよね。そういう、ある種で超特別な人は除くと、「歌唱力

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OWV、デビューまでの道のりをつんく♂に告白

OWVの誕生秘話につんく♂「紆余曲折あったんだね」つんく♂:今日は楽しくやりましょう。では、さっそくデビューまでの道のりを聞かせてください。どんな夢を持っていたの? 中川:じゃあ僕から。中川勝就です。昔から芸能界に憧れがありました。でも、大学4回生までは就職も視野に入れて、企業の説明会にも参加していましたね。本格的に就活が始まる直前に「最後の記念受験だ」と東京で俳優事務所のオーディションを受けたら合格して、「アーティストになりたい」という気持ちが強まったんです。でも、結局う

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近畿大学入学式2024年「祝辞」と「ウェルカムパフォーマンス映像」

つんく♂祝辞近畿大学へ入学された2024年度の新入生の皆様、 並びにご家族、関係者の皆様、本日はまことにおめでとうございます。 近畿大学1991年の卒業生、つんく♂です。 近畿大学の入学式をプロデューサーとして最初にお手伝いさせていただいてから、早11年。 本日お集まりの学生の皆さんはまだ小学生だったのかもしれませんね。 僕は9年前に病気で声を失ったので、音楽の仕事にもいろんな制限がかかりました。それでもなんとかたくさんの方の応援、支えがあってここまでやってこられました。

続! Juice=Juiceとの座談会を終えて。

さて、前編に引き続き、後編でも彼女たちとの座談会の感想をお届けしたいと思います。 やっぱり「全員同時に会って話していたら、また違う何かを引き出せたのかなぁ」とも思うけど、今回は少人数でやった分、細かい部分を知ることは出来ました。一長一短ではありますね。 またの機会を楽しみしております! ということで、当日メンバーにも直接伝えた、有澤一華、遠藤彩加里、工藤由愛、入江里咲、植村あかり個人への感想を引用しつつ、その真意について少々話したいと思います。 有澤一華

Juice=Juiceとつんく♂のスペシャル座談会! 後編

Juice=Juiceの良さは「オリジナリティ」つんく♂:前編で他のメンバーにも聞いたんだけど、メンバーが思うハロー!プロジェクトにおけるJuice=Juiceの個性を教えてください。 植村:私はオリジナリティだと思います。ライブでのアレンジとか、思い立ったら自由にやってみる自信がある子が多いですね。やらないほうがいいかなっていう自信のなさはないかも。今のJuice=Juiceの好きなところでもあります。 つんく♂:あれ? 君たちの言う「アレンジ」ってどういう意味?? 

流行を作る東京と、アレンジする地方、そして令和の「ギャル」論。

TBSテレビの「ラヴィット!」をご覧の方もいらっしゃるかと思います。現在、番組企画で「令和のギャルル(仮)」の制作が進行中です。 「ギャル」という言葉は本来、いろんな意味を持っているのではないかと思います。今となっては語源が何語だったのかって思ったりもしますが、日本語の中で使われている「ギャル」の意味としては、やはり一世を風靡したちょっと日焼けした派手な女の子たちのことをイメージする方が多いでしょう。 おそらく1995年頃のこと。安室奈美恵さんの曲のヒットと共に、アムラー

「水」はやっぱり大事でしょ!

日本も島国ですが、ハワイの小さな島と比べると、人口や資源含めても全然違うことは明らかですね。 ハワイで暮らし始めると、買い物に出掛けても「あれがない」「高過ぎる」「入荷まで1カ月待ち」なんてものが当然あります。特に困るのは僕の場合、仕事で使う楽器や細かな機器やパーツ類。なかなか手に入りません。 子どもに関しても、学校で使うものを急に「必要」って言われても焦ります。通販で探しつつ、近所の店を1日に何軒も回ることはしょっちゅうですよね。それでもないときは通販で予約して何日も待

Juice=Juiceとつんく♂のスペシャル座談会! 前編

メンバーのハロプロ歴。古株は10年以上在籍!つんく♂:今日はよろしくお願いします! まずは、ハロー!プロジェクトに関わってからの歴史をそれぞれ教えてください。 井上:私はナイスガールトレイニーとして3年間活動した後にハロー!プロジェクトへ加入。こぶしファクトリーのメンバーとして5年間活動して、その後Juice=Juiceに加入して3年になります。よろしくお願いします。 つんく♂:今何歳? ナイスガールトレイニーの時は、12~13歳くらいの時? 井上:そうですね。当時は小

Juice=Juiceとの座談会を終えて。

Juice=Juiceには初期メンバーはほぼもう居ないので、結成当初、僕が命名した頃とはイメージが180度変わってました。 当然、ハロー!プロジェクト内においてもそうだろうし、世間のアイドルブームの中を生き抜く過程で、力強さや知恵のようなものが、彼女たちなりに進化してったんだろうな〜って思います。強さや勇ましさのようなものを、とても感じましたね。 座談会も2組に分けたけど、本当ならやっぱ全員一緒に出来たらよかったな〜、って思います。まあ人数が多いし、非現実的かもだけど……

ハワイの風物詩「ホノルルマラソン」の現場へ!

小学生の頃、大阪に住んでいました。その当時、ハワイといえば「ドリフターズが参加するホノルルマラソン」だったのを記憶しています。古い記憶で曖昧ですが、おそらく正月番組でした。 ドリフターズのメンバーがホノルルで行われるマラソンに参加して、一緒に走る人とおしゃべりしたり、途中でリタイアしたり。ワーワー言いながらも、なんとなく楽しそうにマラソンをしてる映像が記憶にあります。 お正月番組なので、「きっと年末に収録したんだろうな~」っておぼろげに思ってましたが、ハワイに暮らすように

僕の歌に「リズム」がなかった頃。

つんく♂から、モーニング娘。'24と前リーダー・譜久村 聖へのメッセージ。

2023年11月29日に譜久村聖がモーニング娘。を卒業しました。 僕は現場に立ち会っていませんが、すぐ動画を観せてもらいました。本人たちが一番感傷的になったのは間違いないと思うけど、僕は僕なりにたくさんの思いもあり、これまで言語化するのがまあまあ難しかったです。セットリストに並ぶ楽曲だけでも、たくさんのことが溢れてきますからね。 前置きはさておき。年に数回しかライブを行わないグループは別ですが、どんなグループでもツアーを20公演以上行うとなると、その日、その公演での出来不

孫泰蔵が見破った「つんく♂プロデュース法と世阿弥との共通点」 孫泰蔵×つんく♂スペシャル対談

『凡人が天才に勝つ方法』で感じた世阿弥の『風姿花伝』孫:つんく♂さんの『凡人が天才に勝つ方法』。僕、何度も読ませていただきました。 つんく♂:ありがとうございます! 孫:この本って、読みやすくて、わかりやすい、つんく♂さんのノウハウがつまったビジネス書のように見えますが、僕には全然違って見えたんです。 つんく♂:それはどういうことでしょう? 孫:僕、ものすごく好きな本があるんです。それは、能楽の礎を築いた世阿弥が書いた『風姿花伝』という書。世阿弥が能についての

急ぐときこそ、ご用心。事前準備は大事です。

今年のコラム第一弾は、事前準備と車の故障についてです。 コロナ禍に入る前は、今よりもっと気軽に日本〜ハワイの行き来もできました。しかし、観光であれビジネスであれ、みなさま少々足並みが重くなっているようです。とはいえ、僕はありがたいことに日本での仕事もあり、時折帰国します。