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僕が考える、「アイドルの定義」。

noteマガジン「つんく♂の超プロデューサー視点!」のご購読ありがとうございます。今回はつんく♂が考える「アイドルの定義」について、コラムをお届けします。
<文 つんく♂ / 編集 小沢あや(ピース) / イラスト みずしな孝之


アイドルの定義って、世間では何度も何度も議論されている話題だとは思います。

過去でいうと、The Beatlesはアイドルか。昨今でいうと、BTSはどうなのか。日本のモーニング娘。やAKB48はわかりやすい部類ですが、PerfumeやEXILEはどうなのか。大塚愛ちゃんや、ジュディマリのYUKIちゃんはどうだったのか、などなど曖昧です。

で、僕の定義は「『アイドル』は結果論」。

ようするに、人気が出ちゃえば「時のアイドル」=「時のヒーロー」なわけで、誰もが知ってる時の人は、その瞬間「アイドル」なわけです。過去から今まで振り返れば、ザ・タイガース、萩本欽一さん、SMAP、ふなっしー、広瀬すず、大谷翔平などなど。みなさん時代のスターで、その瞬間瞬間でアイドルでした。

僕の中の基準でいうと、関西のおばちゃんがサササっとすり寄ってきて、「いや〜、◯◯やんか〜」って言いながら肩のあたりを勝手に撫で撫でしてきてくれるようになったら、国民的アイドルの証って思ってます。まあ、昨今はコロナもあって大阪のおばちゃんもそこまでしないとは思うけどね。

さて、そんな前提の中。昨今は当然のように「アイドル」という職業があります。「プロアイドル」というか「職業アイドル」というか、いわゆる「自称アイドル」ってやつも含めて、言うたもん勝ちの世界です。それはそれですばらしいと思ってます。40年くらい前のアイドル像って「おならなんてしない!」とか「僕は永遠の王子様。恋人なんていりません!」なんてこともあったでしょう。

ここからは「アイドル」が歌を歌うことを前提としたお話です。芝居の世界で大人気の子もいましたが「レコード(CD)」を出す方々について、進めていきますね。そして、どれもバンドをやってた僕から見た勝手な世界観と記憶なんで、「違うやん!」ってことも含めてお付き合いくださいませ。

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