人生、イライラしたもん負け。〜つんく♂流、焦らない勝ち方論〜
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人生、イライラしたもん負け。〜つんく♂流、焦らない勝ち方論〜

noteマガジン「つんく♂の超プロデューサー視点!」のご購読ありがとうございます。今回のつんく♂描き下ろしコラムのテーマは「人生を豊かにさせる、イライラへの対処法」です。
(文 つんく♂ / 編集 小沢あや / イラスト みずしな孝之

当たり前だけど、道が混んでいるとイライラする。薬局で薬がなかなか出てこなくってもイライラする。並んだレジで、自分の前にいるおばちゃんがレジのお姉さんとなんかやりとりを始めたときも、めちゃめちゃイライラする。こんなこと、よくあると思います。

大阪人は「イラチ(イライラしい)」と、よく言われますが、東京人だってそう。落語を聞いてると、江戸っ子も相当のイラチ。物語の中にも、せっかちなキャラがよく出てきます。まあ人間、段取り悪いとイライラするものです。

アメリカに住むようになって思うのが、アメリカ人は日本人よりイライラしないようです。スーパーで並んでいても、レジのお姉さんとお客さんがベラベラ話していたり、なんだったらこっちとそっちのレジのスタッフ同士がべちゃくちゃ喋って手が止まっていたりしても、お客もそんなに気にならないみたいで。まあ、全体的にそんな感じ。

ハワイにお住まいのみなさんにはわかってもらえると思いますが、有吉くんの番組で「ハワイで人気の行列店」みたいに紹介されているような店も、よく観察すると効率が悪いだけの場合が多いです。おそらく、日本のお店なら3分で処理出来そうなまったり感。「きっと日本なら行列にもならないだろうな〜」と思って並んでます。

そりゃ〜、とろいし、効率悪い。でも、店側もそれが悪いと思ってない。お客さんもそんな環境で育ってるから、「まあ、そんなもんだろう」って思ってる。

普通なら、経営側も売り上げを上げるために効率を考えるけど、もしオペレーション効率が上がったなら、その分スタッフがのんびりする、という悪循環です。むしろ日本のようにフル回転にさせることは無意味とさえ思ってる!?……そんな感じ。当然、働く方も「1時間でお客を100人さばいても、30人しかさばけなくっても同じ賃金なら、のんびりしたほうが楽じゃない?」みたいな。

それともうひとつ。ハワイだけかもしれませんが、地域の人がみんな優しいってのもあります。子どもが目の前でジュースをひっくり返しても、ニコニコしながら「もう1回作るから待ってな〜」みたいに対応してくれるんです。

兄弟で分け合いたい時に、「コップをもうひとつ欲しい」とか伝えると「おっけ〜!」なんて言いながら、にっこり。2つに分けて提供してくれるなんてこともあります。そういう「優しさ時間」も加わって遅くなっているのかもしれません。そういう微笑ましい時間は、後ろに並んでる他のお客さんも、笑顔で待ってる感覚です。

とはいえ、4泊6日のツアーでハワイに来ている日本人にとっては、時間がない中で待たされるのは、相当なイライラに繋がるとは思います。レストランのスタッフもテーブル毎の担当制で、自分の担当じゃない卓にはオーダー取りに来てくれず、スタッフがたくさんいるのに結構待たされてしまうこともあります。

日本人はイライラしながらもシャイなので、心の中で「遅い!」「スタッフ同士で雑談するな!」「効率悪〜!」「他のスタッフも手が空いてるんだから聞きに来てよ!」な〜んて思います。でも、担当以外は来ないんですよね〜。それがアメリカです。

さて。前置きが長くなりましたが、今回のテーマはイライラ論。芸能界でもよくある2種類のイライラの話をしたいと思います。

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つんく♂

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総合エンターテインメントプロデューサー / TNX株式会社代表取締役社長。1992年、ロックバンド・シャ乱Qのボーカリストとしてデビュー。音楽家として作詞・作曲と、「モーニング娘。」をはじめとした数多くのアーティストプロデュースを手がける。