河合郁人 2022年2月1日発売アルバム曲「君の優しさ VS(と) 僕の愛情」セルフライナーノーツ
見出し画像

河合郁人 2022年2月1日発売アルバム曲「君の優しさ VS(と) 僕の愛情」セルフライナーノーツ

つんく♂

A.B.C-Zの河合郁人さんからの依頼で「君の優しさ VS(と) 僕の愛情」
の作詞と作曲をさせていただきました。

デビュー10周年のベストアルバムに参加できる事、心ときめいております。

ここ数年は普段、ハワイで過ごしている僕ですが、
時折見る日本のテレビで、彼が活躍している姿をよく見かけていました。

彼と同じジャニーズ事務所の先輩の歌真似や踊り、
癖なんかを上手に特徴を掴んで演じる。
でも、ちゃんと先輩に対するリスペクトやジャニーズ愛の感じるその姿に、
「素敵やな〜ええ子やな〜」と妻とも会話しておりました。

そんな矢先のご指名で、
とても嬉しく思い快諾させていただきました。

彼の所属するレーベルから楽曲に関してのテーマが届きました。

力強い男らしいバラード。
しかしつやっぽさ、色っぽさを感じる。
愛の歌だけど、スケール感のある愛の歌。

ということで、
聞くところによると河合郁人さん初のバラードだというので、
僕としてもガツンと力が入りました。

いろんな意味で戦って来た主人公は、彼女の優しさがあったからこそ
戦ってこれたんだということにふと気づく・・・そんな歌です。

主人公が「彼女を思う愛」なんかより、
もっともっと大きな「彼を思う優しさ」のほうが
ずっとずっと上であると気がつく。

君は大丈夫?なんて心配してるけど、
本当に守られてるのは「僕」のほうで、
最終的には「あなたはもっともっと大きく羽ばたかなきゃ!」
って背中を押されている。

超でっかい愛を含む「優しさ」

これにはやっぱ勝てないですよね。

そんなでっかい愛の歌です。

先ほども触れましたが、普段は先輩や仲間の歌真似をしている彼ですが、
モノマネが上手ってのは正直、耳が良い証拠です。
彼の場合は、耳が良いだけでなく、感覚、空気感を捉えるのも上手なので、
動きや「間(ま)」まで似てるんだと思います。
その感の良さが彼を人気者に押し上げたわけですが、
今回はその勘の良さが、彼の歌にさらに現れたと感じました。

彼の歌には、不良っぽさと素直さが共存します。
出だしのAメロBメロあたりは素直さが目立ちます。

甘い声、ちょっと裏返る色っぽい部分。
切ないシャイなビブラート。
押し付け感のない聴き入ってしまうファルセット。

でも、何より、サビになってキー的にもある程度張ってくるあたりになると、彼の本心、本音がぐぐっと出てきて、一気に大人っぽくなります。そこに不良性を感じるわけです。

男の「いい年取った僕」がサビの彼の声に耳を引っ張られます。
ああ、このキー設定にしてよかったなと。
実は最後、転調して、彼のキー的にはパンパンになるんですが、
でも、そのパンパンな部分も、がむしゃらに男気を見せる「男の
色気」みたいなものを感じるので、そこがかっこいい。
限界のキーなので、よく見せようと演出したり、何かを真似てる
場合じゃないわけで、要するに素の河合くんを感じられるのです。

そこが気に入ってしまいました。

彼ももう立派な大人の男性なので、途中のセリフやカッコつけるのも
照れ臭いとは思いますが、でも、そこはプロとして、
逆にカッコいい男をモノマネというか演じて欲しいと
「セリフ」をリクエストしました。

当然、そこはライブでファンのみなさんが
「ぎゃー!!」っていう場所って考えてます。
(みなさんよろしくね!)

ということで、この歌は誰か先輩のモノマネ風でなく、
河合君そのものがじっくり聴ける曲でございます。

特にド最後の「羽ばたくから〜」の「ら〜」のあたりの
彼が限界ギリギリで歌ってる部分からエナジーを感じまくってください!

とても楽しく気持ちよくお仕事出来たことに感謝しております。

タイミングが合えばライブ観に行きたいな〜。

マハロ!

画像1

発売日:2022-02-01
アルバムタイトル:「BEST OF A.B.C-Z」初回限定盤B 収録
発売元:ポニーキャニオン
ポニーキャニオンのページはこちら

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!
この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
つんく♂

つんく♂noteを読んでくれてありがとうございます。この記事を気に入ったらスキを押して、有料部分もどんどんSNS等で拡散していただけると嬉しいです!その際は、#つんくnote をつけてつぶやいてください。自分のnoteに持論を書く人も歓迎!感想待ってます!

「すき」おかわり!笑
つんく♂
総合エンターテインメントプロデューサー / TNX株式会社代表取締役社長。1992年、ロックバンド・シャ乱Qのボーカリストとしてデビュー。音楽家として作詞・作曲と、「モーニング娘。」をはじめとした数多くのアーティストプロデュースを手がける。