モーニング娘。'21 12/8発売シングル「Teenage Solution」セルフライナーノーツ
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モーニング娘。'21 12/8発売シングル「Teenage Solution」セルフライナーノーツ

9月13日に放送されました日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話」で少々ですが、レコーディングシーンが流れました。
それは、この曲の2番終わりの間奏のセリフ部分のレコーディングシーン。

タイトルからもわかるように「ティーネイジ」のことを歌っているので、メンバーとしても10代のメンバーの顔を思い浮かべながら制作してしていきましたよ!

さて、まず、全体のイメージのお話。マイナー調ですがとても強い曲。
しかも、暗い印象でなくキラキラしてる。
雨の日の夜、道路が車のライトで反射してるような感じです。

想像つきますかね?

では、この曲のメッセージの方にまいります。

振り返って自分もそうでした。
そして我が子も・・・。

中学生くらいになると、なんでも自分で出来る気がして、そして、それをさせてくれないのは環境のせい。
そう思ってしまう。

ありますよね?!こういうの。

でもこれって100%若気の至りでしょうか?
実はこれ、半分以上は当たってると思うんです。

「なんでも出来る!」って思うことってとても大事で、その気持ちがきっかけで本当に何かを成功させちゃう人、実際にいると思うんです。
(根拠なしで「出来る!」って思えることはとても大事。
大人にとっては実は少し羨ましい出来事なんですよね・・・。)

でも、たいていは大人や周りが「だめ」「きっと無理」「お金かかるし」「今じゃない」等々、なんだかんだ言って止められちゃいますよね。

我が子に対しても普段は「なんでも伸び伸びやればいい!」なんて言ってるつもりが、実際には「00したい」「✖️✖️に行きたい」って言われても、こっちの都合で「今日は無理だわ〜」「また今度ね」「1人で出来るようになってからね」そんな事を口走っています。

思春期だ、反抗期だ、と言いますが、実際は大人がそうさせちゃってるのかなぁ・・・なんて思ったりね。

そんな中で、この夏はべったり我が子とも日本で過ごせたり、15期のメンバーとも対談することもあって、色々感じる機会も多く、結果、こういう曲が湧き出てきたんだと実感してます。

思えば15期の3人も僕の前では前向きな表情で目をキラキラさせて対談してくれましたが、実際家に帰るとどうなのかなぁってね。親の前で、学校の先生の前で、先輩の前で、などなど、いろんな顔を持っているとは思います。

それに、新人新人とはいえ、すでに2年近くもモーニング娘。をしてるわけで、現状は以前のようにお客さんとコールアンドレスポンスしまくれるようなライブも出来ない状況です。
なので実際、どれくらいのストレスを抱えてるのかなぁ〜と。

そういうモヤモヤ感。そんなのがこの曲のエッセンスにもなっています。

ちなみに、間奏のセリフの部分では3種類の人格が出現します。
それを15期メンバーが熱演します。

1人目は淡々と鏡に向かって自問自答してる子。
2人目は特定の相手に向かって自分の事を必死で伝えようとしている子。
3人目は朝礼台や教室の黒板の前に立って、みんなに対して熱弁をしている子。

同じ事を伝えますが、主人公のあり方によって、その発声の仕方が変わるわけで、その辺を指示しながら録音しました。

3人は違う時間軸で話し始めますが、最後同着します。

最初はバラバラなのに、最後ピタッと合うのがなんか気持ちいいですよね。

そんなのを演出してみました。

これによってこの曲全体のスピード感が増した、そう思っています。

イントロのストリングスにメンバーのコーラスが乗っかるあたりからとてつもない緊張感とスリリングさを演出していますが、この10代の「ソリューション」は結論を得ない(解決に至らない)んだろうと感じているので、このとてつもない緊張感とスリリングさはこの曲にあって相応しいフレーズですね。

歌詞の話しに戻りますが、もちろん周りが自分の事を心配したり、気にかけてくれてる事には感謝もしてるし、ちゃんと対応しなきゃなって思ってる。
わかってるんです。
自分のイケナイ部分や、変えなきゃいけない部分もわかってる。
でも、実際のその場では「なんか無理」ってなっちゃう。

すべて、全部はわかってるに「なんか無理」

それ以外の何ものでもなく、なので、この曲に結論はないのかもしれないけど、その感じだけでもわかってもらえたらな〜と。

このシングルで佐藤も卒業してしまいます。
22歳にはなりましたが、あの子の「Solution」も12月13日の日本武道館で上手にまとまるといいな〜。


通常A_EPCE7657

【商品概要】
モーニング娘。’21  70thシングル

「Teenage Solution/よしよししてほしいの/ビートの惑星」
2021.12.8 ON SALE!!
前作から約1年ぶりとなる2021年第1弾シングルは、通算70枚目の節目となるトリプルA面シングル!
2021年12月13日のコンサートをもって卒業する10期メンバー佐藤優樹にとってのラストシングルとなります!

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つんく♂

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「すき」おかわり!笑
総合エンターテインメントプロデューサー / TNX株式会社代表取締役社長。1992年、ロックバンド・シャ乱Qのボーカリストとしてデビュー。音楽家として作詞・作曲と、「モーニング娘。」をはじめとした数多くのアーティストプロデュースを手がける。