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近畿大学入学式2024年「祝辞」と「ウェルカムパフォーマンス映像」

2024年度の近畿大学入学式をプロデュースをしたつんく♂。近畿大学OBであるつんく♂が式典で披露した「祝辞」と近畿大学在校生&新入生から成るKINDAI WELCOMESの「ウェルカムパフォーマンス映像」をお届けします。

つんく♂祝辞

近畿大学へ入学された2024年度の新入生の皆様、
並びにご家族、関係者の皆様、本日はまことにおめでとうございます。
近畿大学1991年の卒業生、つんく♂です。

近畿大学の入学式をプロデューサーとして最初にお手伝いさせていただいてから、早11年。
本日お集まりの学生の皆さんはまだ小学生だったのかもしれませんね。

僕は9年前に病気で声を失ったので、音楽の仕事にもいろんな制限がかかりました。それでもなんとかたくさんの方の応援、支えがあってここまでやってこられました。そんな中の一つに、近畿大学の入学式プロデュースという役目がありました。

当時、体力面、気力面でも弱っていた僕でしたが、「ああ、新入生のためにすべきことがあるんだ!」そう思うと、心の底からやる気とエネルギーが湧いてきました。

さて、僕が近畿大学の学生だったのはすでに35年以上前の話。

思えば、大学の4年間というのは本当にあっという間でした。

今日、僕が皆さんに伝えたいことはたった一つ。
それは「夢はでっかいほど良い!」ということ。

誰かに「その夢」を話すと、「そんなん無理無理〜」って言われるかもしれません。

でも「でっかい夢」をイメージ出来る人にはその夢を叶える可能性がある!って、僕は思うんです。

僕の大学時代の夢は「日本一のミュージシャンになってやる!」でした。
当時はトークのつかみネタみたいに話していましたが、結構本気でした。(笑)

その頃は、まだまだ世界の情報を得るのが大変な時代でしたが、IT やSNSがここまで進化した現在の皆さんなら、「世界で成功する夢」を抱いたとしても、可能性は大いにあるわけです。

大学生生活が始まると、「流行り廃り」を含めて、時に、いろんな「ムーブメント」に出会います。

注意点は、「そこに気持ちが引っ張られちゃう」ということです。

これは僕自身にも言い聞かせていることですが、気持ちが引っ張られると、雑念が生まれ、自分の夢への決意が、急に弱気になったり、迷ったりと、捻じ曲がってしまいます。

それは、もったいないですね。

ぜひ「でっかいでっかい夢」を抱いて、自分を信じて突き進んでください。

皆さんは今日から近畿大学生です。
第一志望で念願の合格を勝ち取った人もいれば、滑り止め合格の不本意入学の人もいるでしょう。

でも、大学生活って、人生において出発地点。

「でっかい夢」における皆さんの冒険の物語は、今、始まったばかりです。

冒険には危険が伴います。
家族からすれば「危険な冒険」より「安全で元気」を望むかもしれません。

それはよくわかります。

でも、不思議ですが、「夢」と「元気」の二つが揃うと、それは何倍もの「力」となります。なぜかわからないけど、片方だけになるとなんだか不安になるもんです。

僕も今は、妻や日々成長している子どもたちと元気に過ごしながら、「音楽という冒険」に携わることが、生きる大きな原動力となっていることを実感しています。

今日は皆さんの冒険の物語にとっての大いなる門出。
心より前途を祝し、ご挨拶とさせていただきます。

最後に、僕は近畿大学の卒業生であることに、とても誇りを感じています。
まさにKINDAI-PRIDE!

皆様、本日は本当にご入学おめでとうございます!

令和6年(2024年4月6日)
平成3年(1991年)卒業生
近畿大学入学式総合プロデューサー
つんく♂

つんく♂祝辞映像はこちら。

ウェルカムパフォーマンス映像

在校生&新入生により結成された男女混合ユニット「KINDAI WELCOMES」による「THE KINDAI-PRIDE」のウェルカムパフォーマンス映像をお届けします。

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