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つんく♂の超プロデューサー視点!

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2023年12月の記事一覧

2023年、ありがとうございました。来年以降の抱負を宣言します!

2023年、僕は55歳になりました。もうすぐ新しい年を迎えるわけですが、モーニング娘。も譜久村が卒業し、これまた新しい時代を迎えます。 アイドル界隈も、ずいぶんと雰囲気が変わってきましたね。コロナ禍に突入する直前までは、日本のアイドル界隈もいろんなジャンルが入り乱れながらも、みんな楽しそうに過ごしてました。 それが2020年以降、アイドルがファンとの近距離でのイベントや握手会などが出来なくなって、活動が一気に縮小したことは周知の事実でしょう。さて、本年最後に僕がちょこっと

アマチュアこそ、主導権を握れる素人になろう。

モーニング娘。の結成時のようなドキュメント番組も、今のようなSNSも無い時代。アマチュアバンドの宣伝力のすべては「口コミ」でした。 前回書いたように、1990年代初頭、僕たちはアマチュア5バンドで徒党を組み、イベントや城天を始めるようになりました。 どのバンドも無料ライブ終了後に観客との雑談タイムをし始めると、そのうち有料ライブのチケット販売のきっかけが出来るようになりました。すると、どのバンドの有料ライブも動員が50人をさくっと超え、ワンマンライブでも動員が100人を超

ハワイ生活で、ほっこりする瞬間。

ハワイに長く住んでいると、いつの間にやら、自分自身も街の雰囲気に溶け込んじゃいますよね。僕も普段は半ズボンにTシャツ姿でウロウロしちゃってます。手を抜いてるとか、気を抜いてるとかいう気持ちではないですが、子どもとの生活なので毎日の送迎が基本です。スーパーでの買い物も送迎の流れなので全然気取っていません。普通です。

9年間、モーニング娘。のリーダーを務めた譜久村 聖から全メンバーへのメッセージ

つんく♂:譜久村からの全メンバーへのコメントをもらおうかな。俺の感想はあんまり入れず、どんどん語ってもらうパターンでいくね。じゃあ、17期の弓桁(朱琴)から。 譜久村:「加入したばかりの子に、私の熱量を合わせすぎたら駄目だよな」って最近思うんです。「気合いでやるよ!」って言われても「なんだその気合いって」ってなるだろうし(笑)。だからこそ、新メンバーに寄り添いながら、「モーニング娘。はこういうグループ」ってことを、伝えていきたいんですよ。 でも、朱琴ちゃんは最初からモーニ

譜久村 聖との卒業記念対談を終えて。

さて、先日お伝えしたように11月に帰国した時、譜久村と卒業後に関して話しておきたいなと思い、お互いに無理くりスケジューリングして90分対談してきました。 というのも、卒業後、「どうする、こうする」という話はまだ世間的に発表してないようだし。言いづらい要素でもあるのか、何かを企んでて計算してるのか、ただ単にバタバタしててそれどころじゃないのか。「いずれにしても、ちょっと『空気』を入れてあげられたらいいのかなぁ〜」って思ったわけです。が、会ってみるとその謎が判明しました。

モーニング娘。卒業の譜久村 聖とつんく♂のスペシャル対談!

卒業を意識して、自然と感謝の気持ちが芽生えたつんく♂:早速やけど、卒業を発表してから、何か変わった? 譜久村:これまではファンの皆様に感謝が伝わるように、意識をしてお仕事をしてきたんです。けど、最後を迎えると自然と「一緒に仕事をしていたスタッフの皆さんにも、感謝の気持ちを伝えたい」と思うようになりました。 つんく♂:スタッフって身近な存在だから照れくさいし、それと同じくらい「仕事なんやからやってよ」って気持ちもあるだろうからね。でも終わりが見えてくると、「あれもこれもあ