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つんく♂の超プロデューサー視点!

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#バンド

あの頃の音楽シーンで、ウルフルズとシャ乱Qが売れた理由。

番組としてBSフジテレビなんで、メインの地上波でない分、ハデハデオンエアー! ではなかったかもしれませんがトータス松本との対談番組が放送されました。その分、深掘り出来たかなと。 番組内でも話した通り、シャ乱Qとウルフルズは1988年〜91年あたりまで、大阪でアマチュア時代をお互いに過ごしていたわけですが、僕は彼らの存在を知りませんでした。大阪でも100人くらい動員するバンドはたいていチェックしてたつもりでしたが、きっと当時の彼らと僕らが存在するシーンが違ったんでしょうね。

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同業者と徒党を組もう。人気と実力と動員力の違いをしっかり分けて考えよう。

気がついたのが、「集客30人くらいのバンドを5組集めたら、単純計算で150人の動員になるし、盛り上がってる感じがするんちゃうか」という発想です。それが後のハロー!プロジェクトの構想にも繋がります。 こうすることで、自分たちの実感だけでなく、他のバンドマンやライブハウスからの印象が変わります。さらにはファン同士、ライブハウスに出入りする中高生たち同士も会話も弾むようにもなる。「あっちがいいよね。こっちがいいよね」「あのバンドのファンじゃないけど、この曲は好き」「曲は好みじゃな

ライブチケットを身内に売るのをやめて、浮き彫りになった事実。

ライブのチケットを身内や知り合いに頭を下げ回って売るのをやめてみると、わかったことがありました。 当然、動員数は激減します。しかしその分、今まで影に潜んでいた「ファン」の顔が浮き彫りになってきました。

真のファンを増やせ! 身内、知り合いに甘えるな!

現在から遡って僕が大阪のアマチュアバンドマンだった35年前。最も大きな違いは、アナログからデジタルへの変換です。 映画もコンサートも、今の時代はインターネットやアプリを使って、24時間いつでもチケットが買えますよね。 しかし、僕らの学生時代は、完全にアナログでした。コンサートのチケットを予約するために、専用電話番号に繋がるまで何度もかけたものです。その後、だんだんとチケットぴあのようなチケット販売所が店舗を増やしたりしましたが、自分たちのバンドのライブチケットについては、