マガジンのカバー画像

つんく♂の超プロデューサー視点!

月に3本以上、オリジナルのコラムやゲストを迎えた対談記事をアップします。さらに、過去コラムをすべてお読みいただけます。本マガジン内のコンテンツの一部もしくは全文は、後日無料で配信… もっと読む
このマガジンを購入すると月3本以上の記事をお楽しみいただけます。月2本以上読むなら、定期購読の方が… もっと詳しく
¥880 / 月
運営しているクリエイター

#アイドル

Juice=Juiceとつんく♂のスペシャル座談会! 後編

Juice=Juiceの良さは「オリジナリティ」つんく♂:前編で他のメンバーにも聞いたんだけど、メンバーが思うハロー!プロジェクトにおけるJuice=Juiceの個性を教えてください。 植村:私はオリジナリティだと思います。ライブでのアレンジとか、思い立ったら自由にやってみる自信がある子が多いですね。やらないほうがいいかなっていう自信のなさはないかも。今のJuice=Juiceの好きなところでもあります。 つんく♂:あれ? 君たちの言う「アレンジ」ってどういう意味?? 

続! Juice=Juiceとの座談会を終えて。

さて、前編に引き続き、後編でも彼女たちとの座談会の感想をお届けしたいと思います。 やっぱり「全員同時に会って話していたら、また違う何かを引き出せたのかなぁ」とも思うけど、今回は少人数でやった分、細かい部分を知ることは出来ました。一長一短ではありますね。 またの機会を楽しみしております! ということで、当日メンバーにも直接伝えた、有澤一華、遠藤彩加里、工藤由愛、入江里咲、植村あかり個人への感想を引用しつつ、その真意について少々話したいと思います。 有澤一華

Juice=Juiceとつんく♂のスペシャル座談会! 前編

メンバーのハロプロ歴。古株は10年以上在籍!つんく♂:今日はよろしくお願いします! まずは、ハロー!プロジェクトに関わってからの歴史をそれぞれ教えてください。 井上:私はナイスガールトレイニーとして3年間活動した後にハロー!プロジェクトへ加入。こぶしファクトリーのメンバーとして5年間活動して、その後Juice=Juiceに加入して3年になります。よろしくお願いします。 つんく♂:今何歳? ナイスガールトレイニーの時は、12~13歳くらいの時? 井上:そうですね。当時は小

Juice=Juiceとの座談会を終えて。

Juice=Juiceには初期メンバーはほぼもう居ないので、結成当初、僕が命名した頃とはイメージが180度変わってました。 当然、ハロー!プロジェクト内においてもそうだろうし、世間のアイドルブームの中を生き抜く過程で、力強さや知恵のようなものが、彼女たちなりに進化してったんだろうな〜って思います。強さや勇ましさのようなものを、とても感じましたね。 座談会も2組に分けたけど、本当ならやっぱ全員一緒に出来たらよかったな〜、って思います。まあ人数が多いし、非現実的かもだけど……

ミキティ、反抗期終了のお知らせ 藤本美貴がつんく♂に語る卒業の新事実!

さくら組とおとめ組でグループが別れた時、闘志に火がついたつんく♂:今振り返ってみるとどうなの? モーニング娘。に入ってよかったのか、ソロを続けて違う道があったと思うのか。 藤本:モーニング娘。の加入に関しては、私のYouTubeでも「当時は入りたくなかった」って語っています。でも、今振り返るとモーニング娘に入ってよかったんだろうなって思いますね。ソロを続ける道もあったのかもしれないけど、モーニング娘。の中だからこそ経験できたことや、自分の個性が理解できたこともあったし。

モーニング娘。16期&17期とのスペシャル座談会を終えて。

先日、モーニング娘。'23の16期メンバー・櫻井梨央(さくらいりお)、そして17期メンバーの井上春華(いのうえはるか)、弓桁朱琴(ゆみげたあこ)と、座談会をしてきました。その内容はこちらです。みなさん読んでくれましたか? まあ、僕もおっさんになってしまったというか、彼女たちにとっても下手したらお父さんというより、祖父に近い年齢かもしれない……なんて思ってみたりね(泣)。 「基本褒めてやりゃいいのに、説教してしまうなんて……」と反省もしつつ。ほんまに野暮というか「おっさんの

モーニング娘。16期&17期とつんく♂のスペシャル座談会! 

三者三様! モーニング娘。に加入したきっかけつんく♂:櫻井は、モーニング娘。に加入してどれくらいになるんだっけ? 17期の新人が入ってきたけど、何が変わった? 櫻井:加入して1年が経ちました。モーニング娘。の新メンバー募集が昨年9月に始まった時、「先輩メンバーともっともっと仲良くなって、後輩を受け入れられる体制を作らなきゃ」と思ったんです。そこから意識して、馴染むように心がけました。 つんく♂:メンバーと馴染めたきっかけには、具体的にどんなことがあったの? 櫻井:それま

モーニング娘。'22 加賀楓の卒業コンサートを鑑賞して

モーニング娘。’22「Happy birthday to Me!」のひそひそ話。

「Happy birthday to Me!」のMVを確認しながら、このnoteを書いています。 この曲の大きなテーマは、「新しい自分とどう向き合うのか」です。

つんく♂×放送作家・鈴木おさむが“超”語る、あのアイドルの素顔

鈴木おさむ氏も絶賛!つんく♂の“多様性ラジオ”出演裏話つんく♂:よろです!ラジオ、久々でちょっとおもろかったわ。成立してたかな? 鈴木:大丈夫でしたよ(笑)。今回のつんく♂さんの登場について、Twitter上で届いた「多様性ラジオ」という感想は素晴らしいですよね。 つんく♂:TOKYO FMのみなさんも、よくOKしたよね。 鈴木:確かに僕が最初「つんく♂さんが出てくれる」って伝えたら「つんく♂さんって……喋られるんですか?」と言われて。 つんく♂:(笑)。普通アウトよ

伸びる人の条件5つ!

今日は、長い間プロデューサーをやってきて、気がついたポイントをいくつか伝えたいと思います。これから芸能やエンタメの世界を目指す方、どうぞ参考になさってください。 もちろん、そのアーティストが持ってるそもそもの能力ってのは大事です。歌がうまい。ダンスがうまい。演技がうまい。美しい。高身長。手足が長い……などは持って生まれた才能ってやつですね。 こういうのに加えて、「性格」というのも、実は才能の一つかもしれません。優しい。気がきく。素直。悪口を言わない。わがままかどうか……

加賀楓、モーニング娘。'22卒業について

22歳って世間的には大学を卒業するくらいの年齢。次のステップに行くのにベストのタイミングかもね。まあ、彼女の場合はそこそこ前から、卒業について考えてたしね。コロナもあって、良きタイミングを会社も本人も探ってたんやとは思う。 こういうクリエイティブなグループって、1年で辞める子もいれば10年続く子がいて、過去にも他にもない形に仕上がってくんだよね。だからこそプロデュースしていても飽きないし、曲も次々湧いてくる。 ダンス関係の仕事に就きたいってことですが、彼女は頭の中で物事(

僕が考える、「アイドルの定義」。

アイドルの定義って、世間では何度も何度も議論されている話題だとは思います。 過去でいうと、The Beatlesはアイドルか。昨今でいうと、BTSはどうなのか。日本のモーニング娘。やAKB48はわかりやすい部類ですが、PerfumeやEXILEはどうなのか。大塚愛ちゃんや、ジュディマリのYUKIちゃんはどうだったのか、などなど曖昧です。 で、僕の定義は「『アイドル』は結果論」。 ようするに、人気が出ちゃえば「時のアイドル」=「時のヒーロー」なわけで、誰もが知ってる時の人

売れるアイドルの理想系って? つんく♂と漫画家・かっぴーが分析

日本のアイドルの物語の形は「後藤真希と保田圭がいること」?――近年「プロセスエコノミー」という言葉をよく聞くようになりました。物が生まれるまでのプロセスやストーリーにこそ価値があり、そこに共感するから売れるという考え方です。まさに『15分の少女たち-アイドルのつくりかた-』の中でも、プロデューサーの雨宮はストーリーの大切さを訴えています。まさに『ASAYAN』などのオーディション番組は「プロセスエコノミー」の原点。つんく♂さんはプロデュースを始めるにあたり「ストーリーを応援し