新ジャンル「非プロ」グループ誕生!? ハロー!プロジェクト大好きなMeseMoa.とつんく♂の座談会が実現!
30代もアイドル活動を楽しくやれるいい時代
MeseMoa.メンバー一同:今日はよろしくお願いします!
つんく♂:よろこんでもらえて嬉しいんやけど、いつもは座談会相手がモーニング娘。とかなんよ。今日は声が野太いな(笑)。
一同:ははは(笑)。
つんく♂:みんな、年齢は公表してるの?
野崎弁当:公表してるのは僕とあおいだけですね。僕は38歳です。
あおい:僕が25歳なので、メンバー内で年齢差があるんですよね。
とみたけ:他のメンバーは絶妙なラインなので、公開してません(笑)。
つんく♂:なるほど。30代でも楽しくアイドル活動ができているのは、いい時代になったのかも。僕らの頃は30歳を過ぎてもバンドを続けてたら、後ろ指を指されてたから。
気まぐれプリンス:僕らは10年以上活動していますが、アイドルとしては結成したのが比較的遅い方だったので、年齢の感覚があまりないのかもしれないです。
野崎弁当:自分が上京したのは30歳になる年でした。
つんく♂:今でもアルバイトはしてるの?
気まぐれプリンス:今はありがたいことに、MeseMoa.の活動1本です。
とみたけ:結成当初はみんな他の仕事もしていたんですけど、徐々にお給料をもらえるようになって。
つんく♂:昔は30歳を超えてバンド以外で音楽(歌手)をやると言ったら、ショーパブとかモノマネスナックくらいしかなかったからね。
とみたけ:そういうところも出てみたいですけどね。
つんく♂:僕らがやってた路上系のバンドは、どんどんやれる場所がなくなってったからね。
あおい:今もたまに路上で歌ってるシンガーソングライターは見るけど、バンドはあまり見ないかも。
ノックソ:バンドは大きな音が出るから、許可を取るのも大変そうですよね。
つんく♂:1980年代、原宿のホコ天で路上ライブをするのが流行ったんよね。僕らも大阪でバンド演奏したくて、大阪城公園の中で始めて。あの頃は発電機回してアンプ鳴らして演奏しても、「練習です!」みたいな顔をしたらなんとか許してもらえたんよ。今の時代ならアウトやろうね。
とみたけ:ははははは(笑)。僕らも昔は代々木公園で練習したよね。
MeseMoa.はアイドルの枠組みに囚われないグループ
つんく♂:いつも楽曲の作詞や作曲はどうしてるの?
気まぐれプリンス:はじめは初代リーダーの白服が知り合いだったボカロPのhalyosyさんに楽曲制作を依頼していました。それをきっかけに、今はいろんな人に書いてもらえるようになって。
つんく♂:基本はオリジナル曲を歌ってるの?
気まぐれプリンス:そうです! 今は完全にオリジナル曲を歌わせてもらっていて、シングルも25枚出しています。
つんく♂:立ち位置はインディーズなの? メジャー?
気まぐれプリンス:これ難しいんですけど、どちらでもなくて。
野崎弁当:レーベルにお世話になることもあるんですけど、基本的には全部自分たちで準備しています。
つんく♂:イマドキなんやな。いいかもね。
気まぐれプリンス:MeseMoa.のCDはネットでは買えるんですけど、CDショップには置いてないんですよね。だから『愛してる体感BABY』が店頭に並んでいるのが本当に嬉しくて。
とみたけ:CDショップに行ったとき「MeseMoa.のコーナがある!」ってびっくりしたよね。
あおい:12年目にしてやっとね。
つんく♂:地上に出てきたんやね。ダンスの練習や振り付けはどうしてるの?
気まぐれプリンス:ダンスの練習は、自分たちのスタジオを使っています。振り付けは、結成当初、あおいくんが踊ってみたのユニットを組んでいたダンスの先生にお世話になっていました。
とみたけ:楽曲制作と同様に、その先生から他のダンサーさんとの繋がりが生まれて。今は楽曲のテイストに合わせていろんな方に依頼してます。うちの気まぐれプリンスが振り付けを担当している曲もあるんですよ。
つんく♂:そうなんや。大手事務所のような、ザ・アイドルって枠はあるやん。そういうのは違うの?
とみたけ:僕たちの概念の中にアイドルの枠組みがないんですよね。アイドルになってみたい気持ちを持ったアイドルごっこから始まったグループなので。アイドルを真似して楽曲やMVを作っていたら、いつの間にかこうなってたというか。
野崎弁当:枠組みとして一番近いグループを挙げるとしたら、ハロプロさんかもしれないですね。フォーメーションダンスやライブでの生歌のこだわりは、ハロプロさんを意識してきたので。
つんく♂:めっちゃ正直に言ったら、MeseMoa.は歌やダンスがすごく上手い枠のグループでもないやん?
とみたけ:おっしゃる通りです。ここまで生き残れていることに、自分たちでもびっくりしています。
つんく♂:自分たちの強みや魅力は何だと考えてるの?
気まぐれプリンス:初代リーダーの白服が「僕らは素人の男の子たちがアイドルになっていく物語を見せられるグループ」だと言っていたんです。友達同士で集まった僕らが和気藹々としながらも歌やダンスを頑張っているストーリーを、ファンの方も楽しんでくれているのかなと思ってます。
つんく♂:何を達成したらピークを迎えるイメージなんやろ?
気まぐれプリンス:もちろん大きなステージに立つことを目指してはいるんですけど、そこに立ったから目標達成というわけでもないなと。それよりも、長く活動を続けることが大事なのかなと思ってます。
つんく♂:じゃあ、月にいくら稼いだら「よっしゃ!」ってなる?「せーの」で一斉に答えよう。
ここから先は
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
つんく♂noteを読んでくれてありがとうございます。この記事を気に入ったらスキを押して、有料部分もどんどんSNS等で拡散していただけると嬉しいです!その際は、#つんくnote をつけてつぶやいてください。自分のnoteに持論を書く人も歓迎!感想待ってます!