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犬山紙子、泣きながらモーニング娘。の尊さを熱弁する【つんく♂対談】

noteマガジン「つんく♂の超プロデューサー視点!」、対談企画第2回目ゲストは、エッセイスト・コメンテーターの犬山紙子さんです。自他共に認めるハロー!プロジェクトの大ファンである犬山さん。「ずっと、つんく♂さんに人生相談をしたかったんです!」ということで、想いをつんく♂にぶつけてもらいました。(司会・構成 小沢あや / 文 羽佐田瑶子

ひとりの女の人生を救った、モーニング娘。の存在

犬山:「今夜くらべてみました」(日本テレビ)の「モーニング娘。を愛しすぎる女」企画では、ありがとうございました。

つんく♂:「これ、本当にみんなが聞きたいこと?」って思って心配してたんよ。「番組ディレクターが作った質問ちゃうか!?」「もっと聞きたいこと、あるんちゃうか!?」ってね。

犬山:聞けましたよ! 番組でもお話したんですけど、普段世の中の音楽を聴いていると、「女の子」が歌詞の中で「女の子はこうあるべき」とか「社会に迎合していこう」っていう圧を感じることがあるんです。けど、つんく♂さんの歌詞にはそれがなくて。自由だから、落ち込んだ時も支えられるんです。命を救ってもらった気分で。

つんく♂:犬山さんの落ち込んでいた理由って、なに?

犬山:30歳くらいの時に、卵巣の病気になったんです。その頃は仕事も駆け出しで、やりたいこともまだできていなかった。でも、TVに出るようになって、たくさんバッシングされてしまって。メンタルも体もボロボロになってしまったところに、偶然、YouTubeでモーニング娘。の「One・Two・Three」が目に入って来て。

つんく♂:そんなことがあったんやな。

犬山:ダンスも歌もびっくりするくらいカッコよかったんです。そこから、モーニングの歴史を遡って見終えたときには、すっかりファンになっていました。どん底まで落ち込んでいて、「これで死ぬなら、死んでもいいかな」と思っていたくらいだったんですけど、モーニングに生きるパワーをいただいたんです。手術前にも、病室でPCを広げて「One・Two・Three」のMVを見て元気を出していたくらい(笑)。

つんく♂:それはうれしいな。「One・Two・Three」あたりって、なぜかそんな人が多くて。曲のオーラなのかわからないけど、マツコ・デラックスもユースケ・サンタマリアも、ちょうどこの曲あたりからモーニング娘。の魅力に改めて気づいてくれた。俺自身、曲を作りながらモーニング娘。に支えられてたよ。

犬山:つんく♂さんご自身も!

つんく♂:ちょうど、その頃のモーニング娘。は理想の形が作れるようになってきてて。唯一気になったのは、「田中(れいな)のリボン、デカ過ぎるな〜」くらい(笑)。

犬山:(爆笑)。

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総合エンターテインメントプロデューサー / TNX株式会社代表取締役社長。1992年、ロックバンド・シャ乱Qのボーカリストとしてデビュー。音楽家として作詞・作曲と、「モーニング娘。」をはじめとした数多くのアーティストプロデュースを手がける。