Juice=Juiceとつんく♂のスペシャル座談会! 前編
メンバーのハロプロ歴。古株は10年以上在籍!
つんく♂:今日はよろしくお願いします! まずは、ハロー!プロジェクトに関わってからの歴史をそれぞれ教えてください。
井上:私はナイスガールトレイニーとして3年間活動した後にハロー!プロジェクトへ加入。こぶしファクトリーのメンバーとして5年間活動して、その後Juice=Juiceに加入して3年になります。よろしくお願いします。
つんく♂:今何歳? ナイスガールトレイニーの時は、12~13歳くらいの時?
井上:そうですね。当時は小学5年生でした。今は22歳です。
つんく♂:なかなかの歴史やね。
江端:江端妃咲です。2019年に12歳でハロプロ研修生になって、2年間活動した後、Juice=Juiceに加入しました。今は17歳です。
石山:石山咲良です。2020年の冬からハロプロ研修生として1年半活動して、2022年に加入しました。今は19歳です。
段原:段原瑠々です。小学6年生でモーニング娘。のオーディションを受けた後に、ハロプロ研修生として4年間活動。Juice=Juiceに加入して6年半になります。Juice=Juice のサブリーダーです。
松永:松永里愛です。10歳の時にハロプロ研修生に入って、2年半くらい活動。13歳の時にJuice=Juiceに加入して、今は5年目です。
つんく♂:長いメンバーや。
段原:そうですね。リーダーの植村さんの後に入ったのが私で、その次に長いのが松永里愛ちゃんです。
メンバーがイメージするJuice=Juice像って?
つんく♂:Juice=Juiceって、今ではハロー!プロジェクトの中でも古株のグループだよね。モーニング娘。という大きな看板がある中で、「これこそがJuice=Juice」と誇れるものを教えてください。
井上: グループとしては昨年10周年を迎えました。メンバーもファンもそれぞれ歴が違うけど、どんな方でも楽しめるようなグループにしたいですね。ずっと大事にされてきたものは大事にしたい。一方で、それに捉われすぎないパフォーマンスもしていきたいと思っています。
つんく♂:具体的には、どんな部分がJuice=Juiceらしいの?
井上:自由さかな、と思います。
つんく♂:そうなんだ。
江端:私はハロプロ研修生の時からJuice=Juiceに憧れていたんです。ライブ映像からパフォーマンス力が伝わってきて、歌もダンスも女性らしい強さが感じられました。当時は、「私にはそういう部分はないから、入れないだろう」と思っていたんです。けど、加入できたので、決まった時は本当に嬉しかったですね。今も「強い集団」というイメージは変わらずに持ちつつも、犬っぽいワチャワチャした感じもあって、ギャップがあるグループだなと思っています。
つんく♂:犬っぽいって、どういうこと?
江端:なんというか、犬味(いぬみ)のある人間……でしょうか?
つんく♂:どういうこっちゃ?(笑)
江端:犬みたいな、かわいらしいメンバーが多いなと思っています。
つんく♂:……わかった、ということにしておこう(笑)。次!
石山:私もハロプロ研修生の時からJuice=Juiceに憧れていたんです。その時は「憧れのお姉さんグループ」という印象がありました。実際に入ってみると、パフォーマンスに迫力や芯の強さを感じます。それに先輩方がやさしくて、家族みたいな雰囲気があるグループですね。
つんく♂:メンバー間の年齢差は感じないの?
石山:私が下の立場なので、早く追いつかなきゃ、と思う部分はあります。でも先輩方が年齢差を感じさせない接し方をしてくださるので、楽しいです。
つんく♂:なるほど。
段原:Juice=Juiceはパフォーマンス力の高さから「アベンジャーズみたい」と言っていただくことが多くて、「ハードルが上がる」と感じた時期もあったんです。でも、そういう風に見られるのは嬉しいことですよね。名前の強さに負けないように、パフォーマンス力やクオリティの高さはキープしていきたいと思っています。
段原:歴代の先輩方やリーダーが変わっていく中で、グループの雰囲気も変わってきました。現在、リーダーの植村さんは、一番自由な感じだし、長く一緒にいても掴みどころがない部分がある人です。けど後輩たちは、彼女の自由さに負けないくらい個性を持っています。それでグループには犬っぽさが生まれているんだと思います。今はこのワチャワチャした感じも、Juice=Juiceの良さだと思っています。
つんく♂:なるほどね。
松永: 私が思うJuice=Juiceとしてのプライドは、音のこだわりを一切妥協しないことです。
つんく♂:例えばどういうこと?
松永:パフォーマンスでは、1曲に対してのリスペクトを忘れずに、すべての音に対するこだわりをなくさないようにしていますね。
つんく♂:なるほどね。みんなの話を聞いていると、強さとか、自由さっていう言葉が上がったよね。でも「Juice=Juiceの強さ」って、具体的に何なの?
段原:楽曲やダンスの雰囲気もあると思うんですけど、ドンと構えた感じがありますよね。他のグループにはガツガツした楽曲もあるけど、強さとしなやかなかっこよさは、私たちの得意分野だと思ってやっています。
つんく♂:俺が最初に手掛けた頃は、「自由」とか「強い」っていうテーマ設定はなかったんだよね。でもいつの間にかそうなっていったんだな。卒業生を見ても格好いいし、強い奴が多かったかもね。でも、一人ひとりが強かったかといったらそうでもない。でも個性はたしかにあるよね。
メンバーからの質問「オーディションの時の私を覚えていますか?」
つんく♂:じゃあ、みんなから質問を受けようかな。
段原:はい。10年前にオーディションを受けた時、初めてつんく♂さんにお会いしたんですけど覚えていますか?
つんく♂:段原が最初に記憶しているのは何?
段原:広島の田舎から出てきた小学生だったので、「テレビで観たつんく♂さんがいる」と思いました。
つんく♂:俺からはなんて言われたの?
段原:実はオーディションの結果がショックであまり記憶にないんです。「該当者なし」ってつんく♂さんから言われたんですけど、言葉の意味がわからなかったんですよね。けど、「落ちた」雰囲気は察したので、ショックでした。
つんく♂:段原が在籍する10年間、俺は2回くらい喋った記憶があるんやけど。
段原:お手紙もいただいたことがあります。その時の総評とか。一番覚えているのが、ハロプロ研修生として初めて参加したハロー!プロジェクトのコンサートです。地方組の私は広島の公演にしか出ない予定だったんですけど、「その後の全国ツアーに帯同してください」って急に言われて、全国をついて回りました。すごい体験だったんですが、なぜ私だったんですか?
つんく♂:段原の声はそれまでのハロー!プロジェクトにはない「粘り強さ」みたいなものがあったから。段原が自分の歌をどう評価しているかは知らないけど、昔から決して自分の歌を「へたくそ」とは思ってなかったんじゃないかな。「小学生の頃は歌がうまいことに自信があっても、加入したらリズムや表現力がもっとすごいやつがおるから、悪い意味で落ちこぼれていくなよ〜」という気持ちでも、選んだの。
広島からレッスンに通うのも面倒だろうし、違う誘惑にも出会うやろうし、全国から集まる強者を目の当たりにすると、すべてに負けたような気持ちになって「まあいいや」って挫折もありえただろうし。ハロー!プロジェクト(プロの世界)に入ると、グッズの売れ行きとか、握手会の列の長さとか、そういう人気が基準になってしまう部分ってあるやん?「歌、頑張っても意味ないじゃん」と思う時もあるんちゃうかなと。俺がプロデューサーしていたら、俺なりに評価とかアドバイスも出来たけど。立場が違ったし、「他の誰かが段原に上手に伝えてあげられたらええけど、どうやろな〜」って心配していたんだよね。
段原:……嬉しいです。泣きそうになってきました。
つんく♂:今もそう。モーニング娘。に入れたらいいなと思っていたけど、Juice=Juiceに入った。結果としては、ここだからこそ鍛えられた部分もあったから良かったなと思うよ。
段原:子どもの頃の方が「自分は歌がうまい」と思っていて自信もあったんですけど、Juice=Juiceに入ってからは、周りのレベルが高い中で、「自分はまだまだだな」と思う瞬間がたくさんありました。その中でも「段原は歌が上手だ」とスタッフさんが褒めてくれる。けど、自分はそこまで達してない。「段原瑠々はすごい」というイメージとハードルだけが上がっている感じがして、こじれていたので、そういう風に思っていてくださったことが分かっただけでも、救われた気持ちになりました。
つんく♂:具体的なことを言うと、小田さくらもそうだけど、うまいやつらは声を出しすぎるとリズムが消えるんだよね。今はリズムを軌道修正する人がいないから、Juice=Juiceの中で「自由」って言葉が便利でいいのか、逆にまとまりにかけているのかはわからない。個性は「自由」でいいけど、音楽についてはみんな同じタイム感、リズム感を取れたほうがタイトにまとめられるはず。
「自由」って下手すると「自分のすごさ合戦」になりがちなところもあるから、ちょっと心配かな。音楽的にはみんなでキュってまとめられたら、ハロー!プロジェクトだけじゃなくて、外に出ても「すげー」と思われるんじゃないかなと思うよね。
段原:「ユニゾンのところをタイトに」というのはよく言われるので、流れている自覚はみんなあると思います。これから力を入れてやっていきたいと思います。
つんく♂:了解です。次!
江端:私はハロプロ研修生の時に、初めての実力診断テストでBerryz工房さんの『21時までのシンデレラ』を歌ったんです。当時は何も考えずに歌っていたんですけど、その後のつんく♂noteにリズムについて書かれていたんです。お母さんが読ませてくれたんですけど。
つんく♂:いいお母さんだね(笑)。
江端:私には理解できない難しい言葉がたくさんある中で、リズムを褒めてくださっていました。どちらかというとリズムは得意じゃないので、なんでそう思ったのかを教えていただきたいです。
つんく♂:覚えておいてほしいんだけど、つんく♂の文章って2つの意味があって、褒めてる時って実は「そこが一番弱いよ」という裏返しの時もあるのよ。逆に褒めない時は「良い感じだよ」と言ってる場合もある。だから、段原はあんまり褒めなかったと思うよ。研修生の頃も、歌がうまいなと思ったら言わん。
でも、リズムが弱い子に「リズムが弱いよ」と早くから指摘すると委縮する子がいるから、「リズムが素敵だから伸ばして」という伝え方をするの。すると、「私はリズムが良いんだ」と思って伸ばしてくれる。
江端に対してはどっちだったかが思い出せないけど、他のいろんなことに対して「リズムを伸ばせばこの子は何かを掴むだろう」と思ったはず。歌や振付けから入るより、持っているリズム感を伸ばすといい。そこを掴むと歌にも指先にも回って、最終的にはステージの表現にまでつながると思ったから書いたはず。
それが今のパフォーマンスで突き抜けているかはわからないけど、何か意味があるはずだよ。その謎を自分で解き明かさないとだめなんだ。そういう宿題が、3~4年前にあったはずなんだよね。みんなのことを書いてあるから、そこを深読みしてほしい。決してリズムは悪くなかったと思うけど、ヒントがあって「伸ばしていこうね」と書いたんだと思う。今後も、ちゃんと見ておくね。
江端:私も頑張って解読します!
つんく♂:了解です。
つんく♂からのアドバイス「具体的に喋る癖を身に付けて」
井上:ナイスガールトレイニーから在籍していますが、直接お会いして評価をいただく機会はあまりありませんでした。でも、「つんく♂さんが見るからね」と撮影された動画はたくさんあるんです。初めてつんく♂さんにお会いした定期審査では、『いじわる Crazy love』(THE ポッシボー)を披露したんですけど、その時のアドバイスが印象的でした。人にアドバイスをする時に気を付けていることはありますか?
つんく♂:俺はその時にどんなアドバイスをしたの?
井上:「もうちょっとキャラが出せるといいね」と言っていただきました。その時は歌ってすぐに言われたので、トークじゃなくて歌のキャラという意味で解釈したんです。後に、2021年のつんく♂noteで「歌もキャラもいい」と書いてくださっていて良かったなと思ったんですけど、それはストレートに受け取らない方がいいですか?
つんく♂:当時のナイスガールトレイニーから残ったということは、優秀だったんだと思う。あのグループの方が人数が少なくて細かく指導していたから、結構レベルが上がったんだよね。その中で、歌ではなくキャラについて言われたってことは、もったいないと思ったんじゃないかな。
言葉は悪いけど、皆さんはビジネスでいう一商品じゃない。ミッキーとかドナルドと同じだよね。歌も踊りも合格点で同じ時間を過ごすなら、パレードの時に笑顔で通り過ぎるお姉さんより、ミッキーやミニーになったほうがいいじゃん。だからその時に「キャラはないの?」と聞いたんだと思う。ハロー!プロジェクトまで来た時に、「キャラもイケてるね」と言われたなら、自分の中で修正して、掴んでこれたんじゃないかな。
井上:今でも謎なんですけど、当時の私はマイクに乗らないくらい声が小さかったんです。なぜ選抜メンバーに入れたんでしょうか。
つんく♂:声が小さかったかは覚えてないけど、半年も訓練したら、だいたいは人並み以上に声は出るようになるもの。それよりもその子が持っているものをどう伸ばすか、伸びるかを俺は予測していたはず。段原の話じゃないけど、「どうせ私なんて、もういいやー」ともし思ってたら、せっかくそこまで来たのにもったいないじゃん。
オーディションとかビデオの審査の段階で、この子はある程度以上行けると判断したから。声のことはどうでもよかったと言うか、そんなことはすぐ乗り越える問題だなと思って「それよりキャラ、個性を伸ばして」って思ったはず。結果、声の問題は乗り越えてるわけやん。だから間違ってなかったよね。
井上:ありがとうございます!
つんく♂:後は、これだけの時間しか見てないけど、具体的な例を喋る癖を身に付けてほしいなと思う。「アドバイスをもらったのが印象的」と言うなら、最初からエピソードを付けて置くこと。「今日の服はなぜ選んだの?」と聞かれたらなんて答える?
井上:白い服と迷ったんですけど、鏡で見た時に鼻筋が良い感じに見えるブルーを選びました。
つんく♂:(「鼻筋」発言に笑う)今のエピソードは鼻筋が出てきたからちょっと良かったけど、何か1つ加えられるといいよね。「ドラえもんが好きなので」とか。関西人みたいにボケろとは言わないけど、インタビューで文字になった時に使ってもらえる部分をつくる癖をつけていこう。22歳って普通なら会社員になる年齢だから、そういうトーク力が意外と大事です。
井上:ありがとうございます。
つんく♂:じゃあ次。
石山:ハロプロ研修生の時、つんく♂さんの楽曲『部活終わりに新しいジャージに着替える乙女心』に、私と有澤一華ちゃんと豫風瑠乃さんの3人を選抜していただいたんですけど、それはなぜですか?
つんく♂:あのライブって、入って半年くらいの頃だっけ? 年齢もあんまり子どもじゃなかった記憶があるんだけど、高校生くらいやったかな。
石山:そうです。高校2年生でした。
つんく♂:当時の石山って、周りの研修生メンバーと比べて年上だし、「この中でやれるかな」という不安とか、そろそろ大学受験を考えるとか、恋人を作るとか、そういうリアリティが見える年齢だったよね。
石山は、年齢の割にピュアな面と現実感を持っていて、ルックスもちゃんとしているし、社会に出ても可愛がられる子だと思った。やめて社会に適応していくのは普通に出来るんやろうけど、ハロプロ的にはもったいないって思ったから、早く何かを掴んでもらうためにリアルな曲(歌詞)を歌ってもらおうと思ったの。
石山:ありがとうございます。
つんく♂:歌詞はどうだった?
石山:研修生の楽曲なのに、すごい歌だなって思ってました(笑)。
つんく♂:そうなの?
石山:研修生の年齢層が歌う楽曲じゃないなって思いましたね。デビューしている先輩方が歌うような女の子が恋をしている時の彼との駆け引きみたいな楽曲だったから。
つんく♂:中学生くらいでも異性は意識するわけで、思いっきり汗をかいた後は気になるんだろうなって思ったんだよね。やっぱりどこかで年齢層が出てたのかな。小学生が歌う意識はなかったけど、違和感なく歌詞を理解して歌うだろうと思って選んだ気がします。
石山:ありがとうございます。
つんく♂:歌詞は納得できたの?
石山:うーん、わかるところとわからないところがありました。レコーディングしている時は、「この意味ってどういうことなんだろう」と思いながら歌っていましたね。
つんく♂:部活動はやってなかったの?
石山:中学生の時にバスケ部、高校生はバトミントン部のマネージャーをやってました。
つんく♂:そうか。ジャージを新しいジャージに着替えるところに、乙女心があると、おじさんは思っているんだけどね。
メンバー:(笑)。
つんく♂:じゃあ次の質問は?
松永:つんく♂さんはどんな子どもでしたか?
つんく♂:松永は、今は何歳なの?
松永:18歳です。
つんく♂:子どもの頃ってどれくらいの時?
松永:3歳の時ですかね。
メンバー:(3歳!? とざわざわする)
つんく♂:俺が3歳の時か。幼稚園の頃だから、たぶん最初に好きになった子がいたよね。
松永:早いですね。
つんく♂:年中か年長かわからないけど、同じクラスにいた肌の白い女の子が相手で、もう一人の悪ガキと一緒にちょっかいかけていじわるしたりかまったりしながら、興味を持ってた記憶があるかな。
松永:その頃から音楽をやっていたんですか?
つんく♂:その頃は体操教室と書道と絵を習っていたかな。エレクトーンを始めていたか始めてないかくらい。音楽は幼稚園でピアニカをやる程度で、でもみんなと同じのを弾くのはいやだったから、違うメロディーを弾いて怒られていたね。
松永:ありがとうございます。
つんく♂:歌は好きやったけどね。松永は3歳の頃、どんな子やったの?
松永:今と変わらないですね。身長が伸びただけで。
つんく♂:小さい時から変わらないっていうのは具体的にどういうところ?
松永:元気で……。
つんく♂:男の子女の子関係なく仲良くて? ポケモンが好きとか?
松永:小さい頃は歌がめちゃくちゃ苦手で、カラオケで歌うとみんなが「へたくそー!」って爆笑していましたね。でも音楽は大好きで、ほかには動物もお絵描きも図画工作も好き。そういう子でした。今と変わらないです。
つんく♂:それはわからんけどな。小さい頃はモテたの?
松永:もてたってなんですか?
つんく♂:モテ期。
松永:動物からはモテてました。
メンバー・つんく♂:(笑)。
つんく♂:元気やったんやろね。わかりました。さて、これで座談会は終わりだけど、5人に対しての感想を伝えようと思う。まず松永は、普段どんな髪型をしているのか知らんけど、楽ちんを選ばないように気を付けてほしいな。何をやってもそこそこ普通以上に良くまとまるタイプだから、それに甘えず、もっと個性をどうしたら出せるか、気にしてほしいと思いました。
井上はさっき伝えた通り、具体的なことを一言でポンと添えられる癖をつけてください。長くなったら駄目だよ。
石山はあまり気にしすぎない方がいいかな。この瞬間にポンと辞めても世界に溶け込める年齢だよね。こっちにいるんだったら、その覚悟をどう表現するか。「私はこうなるんだ」って宣言ができたらいいのかな。
江端はリズムを徹底的に研究して、Juice=Juiceのリズムが一番わかってる子だよねって言われるくらいになってほしいです。あとは素朴だし、ちょっと天然でいいと思う。あんまり無理に矯正したら面白くなくなりそうなので、いまのままで良いです。
段原はイベントとかを見てるけど、もう自分のことを表現できているから、そこは迷わず、誰に何を言われようが、「こう映りたい」と思ったら映ったらいいし、何も怖がらずにするだけだと思う。ただ、歌では声を張り上げすぎずに、伸ばす時もリズムを取ること。がんばって続けてください。
メンバー:ありがとうございました!
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【ハロプロ研修生時代の江端妃咲&石山咲良へのコメントはこちらで読めます】
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