見出し画像

つんく♂驚愕!安野貴博が都知事選に出た理由が「ザ☆ピ〜ス!」に!?

noteマガジン「つんく♂の超プロデューサー視点!」。今回は安野貴博さんとの対談を実施しました。AIエンジニア・起業家・SF作家と複数の肩書きを持つ安野貴博さん。昨年は東京都知事選にも立候補しました。前編では、日本と海外の違いについてビジネスと音楽の各方面から語り合います。後編は3月公開予定です。
<文 伊藤美咲 / 編集 小沢あや(ピース) /撮影 YOSHIHITO KOBA>(取材協力 note place)>

テクノロジーを活用した新しいものを作り続けたい

安野:本日はよろしくお願いいたします! お話をいただいてから、ハロー!プロジェクトの熱狂的なファンの妻がずっと震えっぱなしで「つんく♂さんにお会いするなんて、本当にすごいこと」と。親からも、私が5歳くらいのときに『ズルい女』をノリノリで歌っているホームビデオを送ってこられたんですけど、めちゃくちゃ音痴で(笑)。さて、まずはつんくさんがどのような経緯で私のことを知っていただいたのかをお聞きしてもいいですか?

つんく♂:安野さんのことは、都知事選がきっかけで知りました。知れば知るほど興味が出てくるわけです。すごいスペックの持ち主だと思いますが、何を目論んでいるんですかね?

安野:ソフトウェアエンジニアや小説家、東京都知事選への出馬など、いろんなことをしているのでよく聞かれますが、自分としてはずっと同じことをやり続けている気がしていて。それは、テクノロジーを使って未来を考えることです。

つんく♂:ということは、今も毎日が実験の最中ってことかな?

安野:そうですね。ソフトウェアエンジニアならプログラミングでテクノロジーを実装しますし、会社を作るときにはテクノロジーを使って社会を変えようとしている。小説では、未来にある技術で起こり得ることを妄想して物語にしています。ある意味アウトプットのフォーマットにこだわりがないタイプではあるんですけど、テクノロジーが発展している中で、未来がどうなるか、どのように作っていけるんだろうという実験をしています。

つんく♂:それを考え始めたのはいつ頃から?

安野:小学校低学年の頃から、漠然と未来に興味関心がありました。『ドラえもん』や星新一さんの本を読んで、「未来ってすげー!」と思っていて。

つんく♂:僕も星新一にハマってよく読んでいたけど、手塚治虫の域に入るとちょっと難しくって。星新一や藤子不二雄のSFはなんとなく理解できる普通のこどもでした。

安野:その感じはありますよね。手塚治虫さんの『火の鳥』とか小学校に置いてあったので小学生の頃に読んだんですけど、めっちゃ怖くなっちゃって。

つんく♂:いきなり結論を聞くようですが、安野さんは最終的に何を達成したいんですか?

安野:テクノロジーで新しいものを作り続けたいと思っています。「これを作りたい!」という特定のゴールがあるのではなく、常に新しいものを作って、自分が没頭できる環境にい続けたいですね。

つんく♂:なるほど。いろんな好奇心が湧く中で、都知事選は今までと全然違うベクトルにあったのでは? どうして出ようと思ったの?

安野:妻と散歩中に「これからの選挙はこうした方がいい」と話していたら「そんなに色々言うなら、あなたが出てみなさい」と言われまして。最初は「何を言ってるんだ」と思っていたんですけど、翌朝冷静になるとすごくいいアイデアだと考え直して。出馬することに決めました。

つんく♂:すごい応援団がすぐ近くに居たわけだ。

安野:そうなんですよ。家族にサポートしてもらえる環境があったのは、めちゃくちゃ恵まれていました。

黒岩(安野さん妻):私はずっとモーニング娘。さんの「ザ☆ピ〜ス!」を聴いて育ったので(笑)。つんく♂さんのおかげです。

安野:「投票行って 外食するんだ」と。

つんく♂:「ザ☆ピ〜ス!」が都知事選に繋がった! すごい。感動してしまった。

安野:尋常じゃない回数リピートして聴いてるので、頭に歌詞が刻み込まれている可能性はありますね(笑)。

技術も音楽もアメリカが最強? 日本との違いは何?

安野:先ほどいただいた「最終的に何を達成したいんですか?」という質問を、ぜひつんく♂さんにも聞いてみたいです。これまで何曲も作ってこられたつんく♂さんの最終目標って、何でしょうか?

つんく♂:僕は「芸能界で成功したら、あとは全てなんとかなる」って思い込んでた世代。25歳くらいでバンドが売れちゃって、その次モーニング娘。ができて……と、ある種うまくリズムに乗れたから、そこからルーティンに入ってしまったのね。あの頃に何か違う刺激を受けてたらまた違ったかもしれないけど、今は音楽作ることしか出来ないおじさんになってしまったのかもしれない……(笑)。

安野:いやいやいやいや。

つんく♂:もちろん、今も野望はたくさんあるんだけどね。

安野:ルーティンに入るとは、どんな状態ですか?

ここから先は

4,280字 / 3画像
この記事のみ ¥ 450

つんく♂noteを読んでくれてありがとうございます。この記事を気に入ったらスキを押して、有料部分もどんどんSNS等で拡散していただけると嬉しいです!その際は、#つんくnote をつけてつぶやいてください。自分のnoteに持論を書く人も歓迎!感想待ってます!