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なぜ、毎日がつまらないのか? 自分を幸せへ導く方法

「自粛疲れ」がトレンド入りするなど、窮屈な生活にうんざりしている方も多いのではないでしょうか。今回は、つんく♂が中高生時代を振り返りながら、制約の中で楽しみを見つける方法を綴ったコラムをお届けします。
(文 つんく♂ / 編集 小沢あや / イラスト みずしな孝之

日本では2度目の緊急事態宣言が出ました。

あれこれ、縛りもあります。家族であっても、一緒にいる時間が長くなると、些細なことでも喧嘩にもなるでしょう。学生たちも、運動不足も含めて、ストレスを感じていると思います。

自宅にこもってネットばかり見てると、誰か(どっかの企業とかね)が得して、自分だけが除け者というか、損してるような気分になる情報ばかりが飛び込んできます。悔しい、ムカつく、うざい。同時に、暇、つまらん、寂しい、つらい、やめたい、消えたい。と、なるわけです。

でも、一見締め付けられてるかもしれない縛りの中で、いかに楽しみを見つけられるかが、幸せの鍵なのではないでしょうか。人間、ある程度の制限や枠組みがあった方が、楽しめるんじゃないか? とも思います。ルールがある方が、ゲーム(スポーツ等)が楽しくなるのと同じです。

校則で縛られた中学時代

そんなわけで、今日は、ちょっとした思い出話をします。

僕の中学時代は、「校内暴力」という言葉の流行りもあって、日本中、たいていの学校の校則が厳しかった時代だったと思います。1cmでも学ランが長いと目をつけられ、ちょっと髪が伸びるとハサミでジャキって切られるような圧迫感。おまけに、陸上部の練習も、とても厳しかった。

したがって、高校生活に希望を託すことになります。「こんな窮屈な生活から解放されたい!」と、切実に思いました。

公立でもトップレベルの高校に入れたら、校則はあってないようなもの。制服がないので私服で登校できるし、バイクの免許も取れるし、髪型も自由だし、バイトし放題。さらには、男女共学というパラダイス。行ってみたいよね〜。でも、僕の成績ではそこまで自由な公立高校には入れそうもありませんでした。少しランク下の高校であっても、一応制服はあるものの、校則はゆるいし、バイトもOK。バイクは認めてはいないけれど禁止でもないので、みんな乗ってる。せめてここに入りたい。

同じような成績で私立を選ぶと、校則が非常に厳しい。バイクもバイトも禁止。しかもたいてい男子校(当時は男女別学が多かったんです)。ただし大学進学率が高く、浪人率が低い。たいていの学校は、高校2年の途中から志望大学に向けて、勉強すべき方向を絞り込んでいくからでしょう。

自由な公立か、校則が厳しいけれど進学率が高い私立か、めちゃ悩みました。通っていた中学で僕と同じくらいの成績のやつは、たいてい公立高校に進学を決めていきます。でも、天邪鬼タイプの僕はこう判断しました。「まあ、みんなが公立に行くのであれば、俺は私立かな」と。「大学受験も嫌だし、ましてや浪人して受験のために1年も2年も使いたくない! その時間でバンドもしたいし、世間を知りたい!」と思ったからです。

そうと決めたら、自分の成績で目指せる私立大学附属高校の中から、一番可能性が高い学校はどこかを考えました。関西の上位大学「関関同立」には、それぞれ付属校があります。でも、僕の成績ではどこも入れるか怪しい。

「ギリ合格圏内の高校はないか!?」と探して辿り着いたのが、僕の母校・近畿大学付属高校です。当時は、とにかく校則が厳しいので有名な高校でした。学生服も普通の学ランでなく、ボタンの無いタイプで、帽子も必ず着用。そして、実質男子校でした。女子部は少人数で別の駅にある別校舎で、交流は一切なし! そして、なんと丸坊主だったんです。

中3の春までは、「絶対にこの高校だけはないな」って思ってました。野球部でも柔道部でもないのに、ロックがしたいのに、丸坊主な高校生には絶対になりたくない! って思ってたから……。
でも、なんと!「近畿大学付属高校の来年度から校則が一部変更で、丸坊主が廃止になる!」という情報が入ってきたんです。

え? ええやん! ありやん!

それでも、耳出し、襟足刈り上げ、前髪は眉毛にかからないように……と、なんとも不思議な髪型の指定がありましたが、「丸坊主でないならええか!」と、志望校を近畿大学付属高校に絞り込んで勉強し、合格。同じ中学からこの学校に進学したのは僕だけ。少々不安もあったけど、とにかく大学の附属高校へと入学出来たわけです。

今尚、誇りに思う我が母校、なのになぜ!?

しかし、僕は入学して3日で「転校したい、辞めたい」と、思いました。

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つんく♂

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「スキ」めちゃええやん!
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総合エンターテインメントプロデューサー / TNX株式会社代表取締役社長。1992年、ロックバンド・シャ乱Qのボーカリストとしてデビュー。音楽家として作詞・作曲と、「モーニング娘。」をはじめとした数多くのアーティストプロデュースを手がける。