フジテレビから「まつもtoなかい」（フジテレビ）への出演オファーがありました。僕の出演回のオンエアは8月6日の21:00〜です。

「え？　僕、トーク番組でトークとか出来る状態じゃないんですけど、大丈夫ですか？」と答えつつ。「松本さんも中居さんも、番組がレギュラーになる最初の会議から、つんく♂さんの名前をゲスト候補に挙げてくださっていたので、ぜひ！」ということで。「WAO！　それならぜひ！」と出演させていただくことに。

で、番組では恒例の「どなたか一緒にご出演したい方はいますか？」と聞かれました。なるほど。確かに、パイロット番組の時から観ておりましたが、面白い組み合わせのゲストによるトークが番組のテーマです。

ただ、僕が喋れないので、その分MCにもゲストにも負担がかかるわけです。「僕のことをあんまり知らない人と出演していただいても、出演者みなさんにとって、なかなか難しいこととなるだろうな〜」なんて、考えこんでしまいました。

それでも、最初に頭に浮かんだのが、30年来の大親友（番組オンエアをお楽しみに！）です。やっぱ、お互い売れる前から知ってて、売れた後も交流が続いていて。彼らが東京に来てから少々苦労したのも知ってるし、僕が病気する前のこと、その後のこともよく知ってくれていて。で、何よりもモーニング娘。やハロー！プロジェクトのことを大好きでいてくれたので、「あいつらとなら、なんか上手く転がる気がする！」と、彼の名前をあげました。

しかし、番組側としては「◯◯さんと松本さんの絵はいろんな番組で見るので、ちょっと斬新さに欠けるんです〜」とのこと。「たとえば、モーニング娘。のOGさんどうですか？」というので、「もちろん、僕は大歓迎ですよ！　でも、お茶の間的に身内で固めてきたな〜！　って感じにならないですかね？」なんて心配になって聞いてみると、番組的には「いえ、視聴者世代的にもぴったり！」とのこと。

とはいえ、子育て真っ最中のメンバーやら、地方に住んでる子、収録日にタイミングの合わない子もいるわけで。結局、番組にお任せして、段取りしていただきました。

結局、モーニング娘。OGより、後藤、辻。そしてもうすぐ卒業しますが現役モーニング娘。'23の譜久村が来てくれることに。過去にない大人数での「まつもtoなかい」となり、楽しく収録ができました。ただ、人数が増えれば増えるほど、僕のタイピングが追いつかず、僕的にはトークの縄跳びに入れない時もまあまあありましたが、それでも収録全体も盛り上がったし、友人ともいい感じの再会ができたので、良かったと思います。

ちなみに、収録前半は松本さんと中居くんとのトーク。3人でじっくり話せて、30年以上前の昔話や、「おっさんなう」トークで盛り上がりました。

さて、7月21日に発売になった僕のムック本『ALL THE SONGS OFつんく♂』は手にとっていただけましたか？　自分でパラパラと見返していても、あっと言う間に1〜2時間がすぎていくので、なんだか楽しいですね。ぜひ読んでください！

で、その中に鈴木愛理（元°C-ute）、宮本佳林（Juice=JuiceOG
）、小田さくら（モーニング娘。’23）の3人の座談会があります。自分たちが歌ってきた作品やそれ以外のつんく♂作品に関して、サウンドや、歌詞のパンチラインのことも含めて、大いに語ってくれました。

彼女たちの座談会の後、その原稿をチェックする時、何度読み返しても面白く。「こんなおもしろいなら、発売日を記念して一緒にお話をしたいな〜」と僕が言い出したら、それが実現することになりました。

3人と直接会うのは久しぶりだったので、まあ、そりゃそうだけど、みんな大人になってました。うん、そりゃそうなんだけどね〜。

でも、鈴木なんて5歳とか6歳とか、小学生の頃から知っていて、成長していく過程も知ってるわけで。僕の思いよりも、本人が実際はどんな気持ちで僕に会ったのか、本当はじっくり聞きたいところです。どうなん！？　そこは（笑）！！

だって、子どもの頃にきゃっきゃきゃっきゃと一緒に遊んでくれた親戚のお兄ちゃんとかおじさんとかって、思春期の頃に会うと妙に照れ臭くて、話したくない（会いたくない）時期ってありませんか？　

その先、大人になって会った時に「お前が幼稚園の頃はな」なんて言われると、照れ臭すぎて、もうどうにもこうにも技のかけようがなかったように思うんよね。「それ言われたら勝てん！」みたいなね。

「鈴木、29歳。ベテランなんだよ、もう！」ってな感じだとは思いますが、対談の中ではリズムのことを質問されました。そしてつい「鈴木はリズムの手を抜く」なんて語ってしまいました。

「出来る子なんだし、いっぱい褒めてあげればいいのに、なんで、そんな細かい話をしてしまったんだろう……」なんて、後から反省。「出来る子には厳しく」が裏テーマの僕。きっと鈴木には僕の真意が伝わってるはず。ということで、許していただきましょう。

あ、ここでハロー！プロジェクトのことについて、ちょっと語ります。

大きく分けると、3種類のメンバーがいます。