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流行を作る東京と、アレンジする地方、そして令和の「ギャル」論。

マガジン「つんく♂の超プロデューサー視点!」のご愛読、ありがとうございます。TBSテレビ「ラヴィット!」の企画で「令和のギャルル」を制作中のつんく♂。流行の広がり方や、あの頃と今のギャルの違いについて考えたコラムをお届けします。
<文 つんく♂ / 編集 小沢あや(ピース) / イラスト みずしな孝之

TBSテレビの「ラヴィット!」をご覧の方もいらっしゃるかと思います。現在、番組企画で「令和のギャルル(仮)」の制作が進行中です。

「ギャル」という言葉は本来、いろんな意味を持っているのではないかと思います。今となっては語源が何語だったのかって思ったりもしますが、日本語の中で使われている「ギャル」の意味としては、やはり一世を風靡したちょっと日焼けした派手な女の子たちのことをイメージする方が多いでしょう。

おそらく1995年頃のこと。安室奈美恵さんの曲のヒットと共に、アムラーが東京・渋谷を中心に瞬く間に全国に広がっていったように思います。そこから、ギャル文化にも繋がる部分があったと僕は認識しています。

ただ、巷の噂で聞くところによると、昨今、あの懐かしのギャルファッションが令和化して、再び流行ってるとかいないとか。というのも、ハワイに住んでいる我が子も、SNS等でいろんな情報を得ています。どうやら、日本のギャルファッションを取り入れて、アレンジしたファッションやメイクが流行っているというんです。

昨今は、20〜30年前も流行った情報も、動画や写真が上がっているので、誰でも見ることができます。誰かが何気なくアップした懐かしい動画を上げると、ひょんなきっかけで、その動画がすごい再生されたりしてるものもあって。若い人が「え? なんでそんなこと知ってるの?」って情報を知ってたりするので、面白いですね。

今の若い世代は「レトロ」や「懐かし」という見方ではなく、「新しい情報」として受け入れてるのではないでしょうか。とはいえ、何かと「懐かし」は安心感もあって流行ります。

そこで改めて、僕も「ギャル」ってなんだろ? って考えます。

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