つんく♂「朝倉くんのアイドルプロデュース企画が気になっていた！」

朝倉：僕のYouTube企画「Dark Idol」プロジェクトの本格始動に向けて、有名なアイドルプロデューサーのつんく♂さんに対談をお願いしました！

つんく♂：わ〜、なんか、ちょっと今までにない緊張感。

朝倉：僕のことはご存じですか？

つんく♂：もちろん！　格闘家としてももちろん知っているし、YouTubeの動画も観ています。でも「知っている！」って言い過ぎると、濃いファンの皆さんに「この、にわかやろうが！」って叱られるので、適度な感じで（笑）。試合は結構観ていますよ。

朝倉：感激です。僕も子どもの頃からテレビで観ていたつんく♂さんに会えてうれしいです。今回は僕がプロデュースするアイドル企画をきっかけに対談を依頼したんです。なぜ快諾してくださったんですか？

つんく♂：アイドルプロデュース企画を立ち上げたっていうニュースを見かけて、「へ〜」って思っていたんです。まさか会えるとは思っていなかったけど。僕としては「会えるチャンスがあるなら、会っておきたい」と思っていた方なので、「ぜひ！」という感じでした。

アイドルのプロデュースって、一度はやってみたくなるんですよね。楽しそうだし、なんとなくやれそうな気がするから。六本木にいるお金持ちのおじさんが「俺が金を出すから、なんかやろうよ！」って言う話は、いっぱい転がっています。

朝倉：日本って地下アイドルを含めたら、アイドルグループがめちゃくちゃありますもんね。

つんく♂：実際はなかなか難しいんですけどね。今回は朝倉くんの企画なので気になっていました。うまくいって欲しいから。朝倉くんは、アパレルで成功しているでしょ？

朝倉：「MATIN AVENIR（マタンアヴニール）」のことですね。確かに人気です。

つんく♂：そうだよね。アイドルっていろんな種類があるやんか。僕がプロデュースしてきたようなアイドルもいれば、複数人の女の子を集めただけのアイドルもいるでしょ？　朝倉くんはどんなタイプのアイドルを作りたいのかが気になっていました。代表を務める総合格闘技大会・BREAKING DOWNが面白いからそれの女子版でもいいだろうけど、今回の企画とは違うよね？

朝倉：女性版のBREAKING DOWNはもともとあったんですけど、あまり需要がなかったんですよね。女子の戦いって力がないから判定で終わることが多くて。「女子の戦いを出すな！」って声があったんです。

でもBREAKING DOWNは失敗した人がチャンスを掴むための企画なので、僕は女性にもそういう場があったらいいなと思っているんです。僕のYouTubeは9割が男性視聴者だから、アイドルなら合うかもなって。ラウンジ譲と話すと、「夢を諦めきれない」って話す子も多くて。面白い企画になるんじゃないかなと思ったんです。

アイドルプロデュース企画の肝は「成功」から逆算すること

つんく♂：アイドルプロデュース企画としてパッと思いついたアイデアは2種類あって、1つは初期のモーニング娘。くらいピュアな存在のアイドルを作って、朝倉くんとファンで完全に守りながら育てていく方法。確実に面白そうだし、絶対にある程度話題になると思うんだよね。だって「朝倉未来が絶対に守る」ってキャッチコピーで始めたら、震えるくらいバズりそうでしょ？