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役者なのに映画監督 「小川紗良」とつんく♂とハロプロ。

noteマガジン「つんく♂の超プロデューサー視点!」、対談企画第7回のゲストはハロー!プロジェクトの大ファンを公言する、役者・監督の小川紗良さん。モーニング娘。’21の魅力に迫った「今夜くらべてみました」でVTR共演しましたが、直接お話しするのは初めて。前編は、つんく♂が小川さんの生い立ちから根掘り葉掘り聞いていきました。後編はこちら。
(文 羽佐田瑶子 / 編集 小沢あや

「絶対モテたやん」小川紗良の恋愛事情をつんく♂が調査!

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つんく♂:初めまして。「今夜くらべてみました」の時は、モーニング娘。の楽曲をたくさん褒めてくれてありがとう。

小川:こちらこそありがとうございました。今、こうして憧れのつんく♂さんと話せているということが信じられません。どうしよう……。

つんく♂:大丈夫、リラックスして(笑)。小川さんは何歳なんやったっけ?

小川:24歳です。モーニングだと、譜久村聖さんと石田亜佑美さんと同い年です。あと、つんく♂さんと私のお父さん、同い年です。

つんく♂:え!(頭を抱えてショックを受けている)聞きたくなかった真実……。

小川:お父さんくらいの人が、あれだけの曲を書いて女の子の気持ちを代弁していると思うと、不思議な気持ちです。

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つんく♂:(笑)。芸能活動を始めたのは、いつ頃?

小川:高校生の時に、ティーン向けの雑誌のモデルに応募したのがきっかけで役者の仕事を始めました。

つんく♂:最初から役者をしながら監督とか、裏方の仕事もしていたの?

小川:小さな頃からものづくりが好きで、高校や大学でも映像を撮っていました。芸能界に入ってからも気がついたら二足も三足もわらじを履いていました。

つんく♂:いやー、すごいことやと思うで。自分のやりたいことをやれる人生を掴むのは難しいことやもん。幼稚園に通っていた頃はどんな女の子やったん?

小川:負けず嫌いで、目立ちたがりでした。3歳の時にモーニング娘。の『LOVEマシーン』が発売したんですけど、みんなの前で歌って踊っていました。やりたいことがいつもいっぱいあって、手を動かして何かを作ることが好きな子どもでしたね。

つんく♂:負けず嫌いの感じは出ているけれど、目立ちたがりだとは感じなかったな。クラスで出し物とかがあったら、裏で全体を仕切りたい面もあったタイプやった。小川さんは、どういう風に目立つのが好きやったの?

小川:私もクラスで出し物をする時は、率先して裏方に回って作り物をするタイプでした。でも、学級委員やクラス劇のヒロインもやっていたので、前にも立って居たくて。裏方も表も、どちらも好きでした。

つんく♂:勉強はどうやったの?

小川:勉強は、あのーー、結構できました(笑)。

つんく♂:ヤバない? 勉強もできて容姿淡麗、そんな完璧な子おる?

小川:でも、運動はできなかったです。泳げないし、足も遅いし、体育の授業は苦手でした。

つんく♂:よかった〜(笑)。安心した。人間らしい隙間があって。完璧鉄仮面かと思ったよ〜。ほっとした。

小川:全然、完璧なんかじゃないです。

つんく♂:いやー、勉強はできてまあまあ目立ってて。モテたやん、絶対。

小川:うーーーん……ちょっとだけモテました(笑)。

つんく♂:ほら、やっぱり(笑)!

小川:でも、恋愛をすごく楽しんでいたわけではなくて、「好きってなんだろう?」ってずっと考えていました。

つんく♂:どんなタイプにモテたん? クラスでも騒がしいヤンチャ系や、真面目系か、スポーツができる爽やか系か。それともいろんなタイプから好かれた?

小川:ヤンチャなタイプに好かれやすかったかもしれないです。

「ヤンチャじゃない自分を壊してみたい」、優等生・小川の願望

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つんく♂:ヤンチャな男の子に告白されたことはある?

小川:一度だけ、中学3年生の時に学年で一番ヤンチャな子に告白されました。勉強は全然しないけど運動会だけ張り切るタイプの男の子で。自分とは対極だし、好いてくれていることに「なんで?」って思いました。けど、「一回付き合ってみたら相手を好きになるかもしれない」と思って、半年くらい付き合いました。でも、ありとあらゆることが違いましたね。試験前に「一緒に勉強しよう」ってなっても、私は頑張って勉強していてその子は雑談ばかりしていて。

つんく♂:そのパターン、あかんやつやん。松浦亜弥の『絶対解ける問題 X=♥』の逆パターンや。

小川:そうですね! モーニング娘。の曲にもありそうな設定!

つんく♂:あるある(笑)。俺らの中学の時にもおったで。「なんであの子とあいつ(ヤンチャ系)が付き合ってんねん!」みたいな。こっち側は真面目に挙手してたのに、場外から来た奴にかっさらわれてく感じ。思春期における恋愛のルールがわからなくなる瞬間。まさにレフェリーとかアンパイアがいたら猛抗議したくなる瞬間やわ。

小川:自分と違うタイプの子への憧れと、“ヤンチャじゃない自分を壊してみたい”という願望が私にはあるんです。

つんく♂:わ……でもきっと、それは小川さんの「本当の気持ち」やな。深層心理的な。

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小川:そうかもしれない。たとえばつんく♂さんの楽曲だと『そうじゃない』とか、真面目な女の子だけど本当の自分はそうじゃないんだっていう歌詞に共感しがちですね。

つんく♂:ほぉ〜。で、その子とはどうなるの?

小川:「受験だから、ごめんね」って、私からお別れしました。

つんく♂:うわっ、やっちゃった〜。その彼は失恋して、どうなってくんやろ? 潔く身を引くのか、ずーっと引きずっているのか。

小川:しばらく悲しんでいましたね。お昼の校内放送で曲をリクエストできるんですけど、K-POPの失恋ソングをリクエストして流していました。

つんく♂:客観的にはおもしろエピソードやけど、当人には重いなぁ〜(笑)。もし、このエピソードを物語(映像)にするんやったら、どっちをメインにしたらおもしろいと思う? 彼氏を主人公にしてもいいし、女の子が夢を見つけて変わっていく姿を描いてもいいし。最後はどうなるんやろ。

小川:私が作ったら女の子目線になっちゃいますね。ラストはもう、次に気持ちが向いているんじゃないかと思います。

つんく♂:怖いわーー(笑)。だけど、すごいわかる。ヤンチャな子と付き合うのはドキドキするもんな。その半年で、友だちづきあいとか変わった?

小川:それまで周りは大人しい子が多かったので、今まで関わらなかったような子とも喋るようになりました。学級委員をしていて、いろんな子と友だちになりたいし話せるようになりたいと思っていたので、交友関係が広がったのはおもしろかったですね。

つんく♂:一個だけ聞いていい? その彼のこと、好きは好きやったの?

小川:うーーーん(笑)。最初は「好き」という気持ちがよくわからなかったです。恋への憧れはあるから、その探究心だけ募っていって。告白された時も、好きだと思い込んだら好きになっていくんじゃないかと思っていました。恋愛は、自己暗示をしていたらなんとなく「好き」になっていくものなんじゃないかと思って、意識的に彼への視線を多くしてみたり。でも、そうじゃないのかなって思いました。

つんく♂:厳しい〜(笑)。ちなみに、初めて付き合ったのはどんな人で、いつ頃だったん?答えられる範囲でいいけれど。

小川:中学1年生の時に、同級生と付き合ったのが初めてです。それは自分から好きになって、告白しました。でも、付き合ってみたら想像と違っていて。その時に、付き合うって何だろうって随分考えましたね。それで、次は相手から好意を寄せてくれたので、そこから始まる恋もあるんじゃないかなって思ったんです。

「自分で自分を縛りたくない」

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つんく♂:高校は、どんなところやったん?

小川:国際系の高校で、女の子が8割男の子が2割。ほぼ女子校でしたね。進学校の中でもダントツで自由な校風で、生徒たちの自主性に任されているところが好きで選びました。文化祭などの行事も、とっても盛り上がっていて。

つんく♂:いい空間やったんやな。

小川:そうですね。自分の好きなことを、やりたいだけやらせてくれる高校でした。でも、いきなり自由な空間に飛び込んだから、自分の真面目だった部分が弾けて、髪の毛がピンク色だった時もあります(笑)。おかげでやりたいことがたくさん生まれて、今につながっています。

つんく♂:その頃から、演じたり映像を作ったりしてたの?

小川:文化祭や体育祭のドキュメンタリーを撮って、映像にしていました。あとは、事務所に所属して、役者業を始めて。

つんく♂:当時の恋愛事情、例えば片想いとか?

小川:普通の高校生の恋愛をしていました。先輩に憧れて、恋をしていましたね。

つんく♂:ほろ苦いね。で、今は役者も監督も執筆もしてるやん。頭の中ではどれに比重を置いてるの?

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総合エンターテインメントプロデューサー / TNX株式会社代表取締役社長。1992年、ロックバンド・シャ乱Qのボーカリストとしてデビュー。音楽家として作詞・作曲と、「モーニング娘。」をはじめとした数多くのアーティストプロデュースを手がける。