ミキティ、反抗期終了のお知らせ 藤本美貴がつんく♂に語る卒業の新事実!
さくら組とおとめ組でグループが別れた時、闘志に火がついた
つんく♂:今振り返ってみるとどうなの? モーニング娘。に入ってよかったのか、ソロを続けて違う道があったと思うのか。
藤本:モーニング娘。の加入に関しては、私のYouTubeでも「当時は入りたくなかった」って語っています。でも、今振り返るとモーニング娘に入ってよかったんだろうなって思いますね。ソロを続ける道もあったのかもしれないけど、モーニング娘。の中だからこそ経験できたことや、自分の個性が理解できたこともあったし。
つんく♂:加入時の反抗期はどう抜けたの?
藤本:モーニング娘。がさくら組とおとめ組で別れた時に「ちゃんとやらなきゃいけないな」ってスイッチが入ったんです。
つんく♂:それは、後輩が来たから?
藤本:後輩は関係ないですね。メンバー割りを見た時に、さくら組には安倍(なつみ)さんがいて、おとめ組には(石川)梨華ちゃんと私がいて、「私も頑張らないと負けちゃう!」って思ったんです。すごく負けず嫌いだから「反抗期をやってる場合じゃない。本腰を入れて、ひとつになって頑張ろう」と思えたんですよね。
藤本:ライブも、さくら組とおとめ組に分かれてやっていたから「さくら組、楽しかったね」と聞いたら後悔するだろうし。おとめ組をファンの人に楽しんでもらいたいっていう気持ちがあったんです。
つんく♂:へ〜、売り上げベースの大人の事情作戦やったと思うけど(笑)、結果的には藤本にはよかった分裂やったんや! で、そこで、本当の意味でモーニング娘。のメンバーになれた感じ?
藤本:ぐっと入った感じですね。
つんく♂:っていうか、卒業してからも「元モーニング娘。」という看板ってデカくない?
藤本:デカいですよ。今でも後輩が頑張ってくれているし、私たちとは違う注目のされ方をしてるじゃないですか。「OGのおかげで、今がある。OG様様です」って言われるけど、実は逆で、現役が頑張ってグループを続けてくれているからこそ、OGでいられるんですよね。そう考えると、モーニング娘。そしてハロー!プロジェクトの歴史はすごいなって思います。ないですよね。こんなグループ。
つんく♂:まあ、藤本はいつのまにか辞めてたけどね。
藤本:あれ、なんでだっけ……(笑)。4年はいたんですけどね。
つんく♂:4年もいたんだっけ? 俺は長いこといろんなメンバーを見ているけど、みんなに言えることなんやけど、新メンバーとして加入してプレッシャーの中、あれこれ揉まれるわけやん。精神面もスキル的なことも。そして、みんなだいたいこなれてきた頃に伸び悩むわけ。
サボるというより、もっと上に行きたいのに、どうしていいかわからないもがきって感じ。そうしてる中で、ボンって何かが変わって、急に悟る瞬間があるなって思うのよ。それはメンタル面も音楽的な面も。すると急にダンスにリズムが出てきて、歌い方も理屈っぽくなくなるんよね。耳にす〜っと入ってくる。藤本も、いきなりポンッて変わった時があって、そこからダンスも顔つきもよくなったんだよね。
藤本:怖い、見られている……!
つんく♂:後輩たちとの接し方も変わったしね。「はい。はい。わかりました。お任せください。」みたいな感じで、信頼できる返しをしてくれる藤本になってたのよね。
藤本:ずっと見ているからこそ、違いに気づいたんですね。
つんく♂:そうね。それがさくら組とおとめ組の時かは覚えてないけど。『リゾナントブルー』の時はいたんだっけ?
藤本:そのちょっと前に卒業してます。よっすぃー(吉澤ひとみ)の卒業曲『悲しみトワイライト』が私の卒業曲でもあるんです。私は歌い出しの「好きにさせといて 急にいなくならないで」ってパートを歌ってるんですけど、ファンの人が私の脱退とかけて「お前がな!」って言うんですよ。ひどくないですか(笑)?
つんく♂:当たってるからしゃーない(笑)。まあ、藤本は急に変わった時期があった。
藤本:さくら組、おとめ組の後に、グループの絶対的エースの安倍さんが卒業するんですよ。「安倍さんが卒業して私が残るってことは、私ももう一つ頑張っていかなきゃいけないんだな」って改めて感じた瞬間でしたね。それで雰囲気が変わったのかもしれないです。
脱退のきっかけとなった「あの恋愛」の話
つんく♂:別に、俺は気にしてへんけど……振り返って、その急に変わった時期、恋は別問題なん?
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