モーニング娘。16期&17期とつんく♂のスペシャル座談会!
三者三様! モーニング娘。に加入したきっかけ
つんく♂:櫻井は、モーニング娘。に加入してどれくらいになるんだっけ? 17期の新人が入ってきたけど、何が変わった?
櫻井:加入して1年が経ちました。モーニング娘。の新メンバー募集が昨年9月に始まった時、「先輩メンバーともっともっと仲良くなって、後輩を受け入れられる体制を作らなきゃ」と思ったんです。そこから意識して、馴染むように心がけました。
つんく♂:メンバーと馴染めたきっかけには、具体的にどんなことがあったの?
櫻井:それまでは後輩の立場として、「質問していいのかな?」「私が話しかけて大丈夫なのかな?」と遠慮している部分があったんです。単独加入で同期がいない分、わからないことは先輩に聞くのが一番なんですけど、それを申し訳なく思っていた時期があって。でも、「自分からぐいぐい行かないといけないな」って自覚しました。自分が聞けば、その分たくさん教えてもらえると実感したんです。
つんく♂:誰が突破口になったの?
櫻井:教育係の野中美希さんには、私が加入した時からこの世界のことをしっかり教えていただいたと思います。
つんく♂:そうなん? 野中が?
櫻井:私はハロプロ研修生を経験せずに一般応募から加入したので、野中さんが「わからないことがあったら、いつでも電話してきていいよ」と声をかけてくださったんです。パフォーマンス面も日常のことも、モーニング娘。としての基礎をすべて教えていただいたと感じています。
つんく♂:櫻井は、結局自分から野中に電話したの?
櫻井:電話は、まだできてないんですけど(笑)。「ちょっと落ち込んだ時でも、いつでも電話してきていいよ」って言ってくださっているので、すごく心強いです。
つんく♂:櫻井に一番近い先輩は、15期やっけ? 山﨑愛生と岡村ほまれと北川莉央か。年齢はちょっと上? その中では、誰が一番喋りやすいの?
櫻井:山﨑さんと岡村さんが同じ年で、北川さんは2つ年上です。皆さんとそれぞれお話しますけど、その中だと山﨑さんが一番お話しますね。
つんく♂:あいつは、物腰がやわらかいからね。
櫻井:そうなんです。私が加入したばかりで緊張している時も、キラキラの笑顔で話しかけてくださって。「一緒に写真撮ろう」って誘ってくださるので、私からも声をかけやすいです。
つんく♂:「でも、ほんまは何考えてるのかな」って思わない?
櫻井:あはは。それはないですね。山﨑さんは、先輩メンバーとも仲良くされている印象があります。
つんく♂:まあ、そうだね。
櫻井:私も一緒にふざけたりできる仲になったので、1年で先輩後輩の関係も変わるんだなって思いました。
つんく♂:昔はもっと年齢的にも若い時の加入が多かったから、もっと無邪気にやれたのよ。15歳以上ってちょうどみんなおすましになっているから、あんまり自分から先輩に甘えられないし、はしゃげない。難しい年齢ではあるのよね。山﨑たちが加入した年齢はもう少し若くて、コロナ禍の直前くらいの時期だったから。櫻井が加入してくるまでにも、意外と時間があったしね。
櫻井:私とは、3年くらい歴が開いていますね。
つんく♂:そうだよね。そんな櫻井が先輩としている中、井上と弓桁は17期として入ってきたわけやん。そもそも、なんでモーニング娘。になろうと思ったの? 色々なオーディションを受けて、たまたまモーニング娘。に合格したの?
井上:私は、もともとアイドルという存在が好きだったんです。
つんく♂:何歳くらいから?
井上:保育園からです。
櫻井・弓桁:おー、すごい!
つんく♂:「アイドルになりたい!」って憧れてて、色々応募してたの?
井上:自分でほぼ毎日、オーディションを調べてました。
つんく♂:実際に、応募を始めたのは何歳から?
井上:やりたいと思ったのは保育園の頃ですけど、その時は現実を見て「きっとなれないな」と諦めていて。中学生ぐらいから行動に移し始めました。
つんく♂:出身は京都やったっけ? 京都のどの辺? 京都の市内に行くのも結構大変なの?
井上:はい。田舎です。
つんく♂:なるほど、それでは現実味がないのかもな。さすがに。中学生になってからは、色々応募したん? 手応えはあったの? 2次審査までいったりとかは?
井上:ハロー!プロジェクトのオーディションも何回か受けたんですけど、全部書類落ちで。本当に手応えがなくて……。
つんく♂:今回が初めて、ババババー! って進んで、合格したわけ?
井上:はい。レッスンを経てですが、すごくびっくりしました。
つんく♂:面白いね。弓桁は?
弓桁:年長の頃から地元でミュージカルをやっていたんですけど、「アイドルになりたい」と思ったことはなくて。大学へ進学する将来を思い描いていたんです。ミュージカルも、静岡にいたら成功しないなと思っていたので。
つんく♂:なんで? ミュージカルでは舞台に出たことがなかったの?
弓桁:何回もあるんですけど、有名なオーディションを受けても2次審査までしか通らなくて……。3回大きなオーディションを受けて、全部駄目だったので「ミュージカルは趣味で頑張ろう」と思っていました。
つんく♂:どんな舞台をやったの? これまで、何回くらいステージに上がったん?
弓桁:地元の舞台で、大人が混じることもあれば、子どもだけで公演することもありました。たぶん、10回くらいです。
つんく♂:1公演は1回2回で終わっちゃうの?
弓桁:そうです。
つんく♂:なるほど。そこからモーニング娘。のオーディションを受けたのはなんで?
弓桁:最初はInstagramでオーディションの広告が流れてきたんです。「アイドルか」って眺めていたら、お母さんが「モーニング娘。は(私に)合うよ」って言ってくれて。
つんく♂:いいね、お母さん!
弓桁:モーニング娘。は15期のオーディション映像と、「Help me!!」のMVを観たことがあって、確かに私に合うかなって。それで受けました。
つんく♂:「私に合う」と思ったのは、どういう要素が?
弓桁:私はダンスがすごく好きなんです。モーニング娘。はバリバリに踊っていて、格好いいじゃないですか。そういうところに憧れていました。
つんく♂:それで急に興味が沸いて、頑張って勉強したんや。
弓桁:そうですね。2次審査を通過できたのは初めてだったので、「受かりたい。いや、これは受かるぞ!」って強く感じました。
つんく♂:結果、合格したもんね。どんな気持ちだったの?
弓桁:正直、合格する自信が結構あったので。
つんく♂:お~、すごいね。
弓桁:嬉しかったですけど、安心感というか。オーディション期間が長かったので、終わってからちょっとだけほっとしました。
つんく♂:合格して、お母さんはなんて言ってた?
弓桁:すごく喜んでくれたんですけど、あんまり驚いてはなかったですね。
つんく♂:面白いね。井上は、どんな気持ちだった?
井上:同じようにやっぱり一番はほっとしました。
つんく♂:合格する予感はあったん?
井上:全然ありませんでした。最初は書類すら通らないだろうと思っていたので、面接の時は緊張して全然喋れなかったです。
つんく♂:櫻井は、オーディション情報をどうやって見つけたの?
櫻井:私はハロー!プロジェクトのオーディションを2回受けて、2回目でモーニング娘。に加入しました。SNSで情報を見つけた時は、応募締め切りが迫っていましたね。
つんく♂:1回目は、そのグループのオーディションを受けたん?
櫻井:1回目はハロー!プロジェクト新メンバーオーディションで。
つんく♂:いつ頃?
櫻井:2021年の夏頃でした。もともとアイドル全般が好きだったから、ハロー!プロジェクト自体は知っていたんですけど、オーディションを受けるうちに熱意が上がっていったんです。でも、最初のオーディションは4次審査で落ちてしまって。
つんく♂:4次までいったんや。
櫻井:そうなんです。それが私、人生で初めて受けたオーディションだったんですよ。今までアイドルは好きでも、自分がなれるとは思っていなかったんです。「ハロー!プロジェクト、駄目だったな」と落ち込んでいたら、すぐモーニング娘。'22とJuice=Juiceの合同オーディションが始まって。
私はハロー!プロジェクトの中でもモーニング娘。が1番好きだったので、すぐ応募しました。好きになったきっかけは「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」の映像で、魂のこもった熱意あるパフォーマンスに惹かれたんですけど、もうすぐ夢見ていたフェスに出演できる日が近づいているので、すごく楽しみです。
モーニング娘。の強みは「25年の歴史の重み」?
つんく♂:モーニング娘。以外にも、アイドルってK-POP含めていっぱいいるやんか。自分が所属するモーニング娘。と、他のアイドルって、どこが違うと思う?
櫻井:私たちモーニング娘。は25年の歴史があって、楽曲やダンスはもちろん、受け継がれてきたものがたくさんあります。これからも続けていくためには、私たちが先輩から教えていただいたことを繋がないといけません。そういう点で、他のグループと比べると積み上げてきたものが違うのかな、と。テレビ番組やフェスに参加していて、実感します。
つんく♂:井上はいろんなアイドルが好きやったわけやん。実感がまだないかもしれないけど、モーニング娘。になって、別のアイドルグループの違いはどう思う?
井上:やっぱり1番は、楽曲数の多さだと感じます。
つんく♂:そうか。
井上:加入してから、曲をもっと聴くようになったんですけど、やっぱり多くて。半分も聴けてないんじゃないかな、と。
つんく♂:シングルだけでも、70タイトル以上あるもんね。楽曲だと400曲以上あるかな? 弓桁はどう?
弓桁:他のアイドルのみなさんは、時代の流行りを大事にして衣装や髪型を替える方が多いように感じます。けど、モーニング娘。はメンバーがいい意味で自分の好きなものにしか興味がないし、強いこだわりを感じますね。特に牧野(真莉愛)さんとか。私も、流行りよりは自分の好きな服にこだわりたいタイプなので、すごくいいなって思います。
つんく♂:今日の洋服は、衣装さんが決めたの? それとも自分で選んだの?
弓桁:これは自分ですけど、こだわりはなくて。
つんく♂:ママが「着ていきなさい」みたいな? 普段のこだわりは、どんな感じ?
弓桁:黒のゴシックっぽい服が好きです。チョウチョとか紫とか。
つんく♂:普段のお化粧は?
弓桁:あまりしないです。こだわるのは、服装だけです。
つんく♂:井上はどう? 今日の衣装はどうやって選んだの?
井上:これは、マネキンが着ていた服をそのまま買いました。
つんく♂:ええやん(笑)!「これください」って? 全部でいくらやった?
井上:上下でたぶん6000円くらいだと思います。
つんく♂:いいねぇ! アクセサリーとかはどうしてる? つけない?
井上:つけないです。全然持ってないですね。
つんく♂:櫻井はどう?
櫻井:私はもともと、お洋服がすごく好きです。ヘアメイクは、加入してから興味を持ったんですけど。
つんく♂:今日髪型をアップにしたのは自分でやったの?
櫻井:あ、やりました! すっきりさせようと思って。お洋服も、いろいろ組み合わせるのが好きです。モノトーンも好きですし、原色を着るときもあって、個性が出るところだなって思います。
メンバーそれぞれが最初に「面白い!」と感じた曲は?
つんく♂:モーニング娘。に歴史があるのはよくわかるけど。一般的には、今の13歳とか14歳くらいの子が知っている(聴いたことのある曲)モーニング娘。の曲は、1〜2曲あるかないかくらいなわけじゃん。世間一般的なその子たちから、「モーニング娘。のいいところはどこですか?」って尋ねられたら、「25年も歴史があるんだよ」って返してもピンと来ないと思うんだよ。さあ、櫻井だったら、どう売り込む?
櫻井:25年の歴史があるのもそうなんですけど、パフォーマンスを観ていただければ、「曲によってメンバーのいろんな表情が見られるのがすごい!」って伝わると思います。悲しい曲や元気づける曲など、楽曲にも幅があって、その中でいろんな表現の仕方ができるのが面白いな、と。
つんく♂:例えば、櫻井が最初に面白いと思った1曲は何?
櫻井:「浪漫~MY DEAR BOY~」ですね。
つんく♂:えらいところからもってきたな。だいぶ古い曲やで。
櫻井:そうですね。メンバーとの会話にも出る曲なんですけど、人を元気づける楽曲だなって思います。
つんく♂:2004年のシングル曲だよね。井上と弓桁は「浪漫~MY DEAR BOY~」って言われてわかる? どんな曲か。
井上:はい!
弓桁:1番好きな曲です。
つんく♂:へ〜! それはなんで?
弓桁:歌詞もそうなんですけど、それより、イントロと間奏?
つんく♂:踊れる、ってこと?
弓桁:踊りじゃないんです。私、もともと藤本美貴さんが大好きで。
つんく♂:藤本って、お母さんたちの年齢と変わらないよね。
弓桁:そうなんです。けど、この曲は媚びないというか、女子が男子を守る側というか、女子が励ます側というか……。聞いていてテンションが上がりますし、頑張ろう! って思えるところが好きです。
つんく♂:面白いな。井上は何か1曲、ドキッとしたというか、「違うぞ」と思ったモーニング娘。の曲はある? お客さんとして見ている時と、実際に歌おう・踊ろうとした時って、聴こえ方が違うと思うし。
井上:聴いた時と、自分が踊ってる時とで、「印象が違うな」と思ったことはないですね。
つんく♂:へ〜。今、何曲くらい覚えた?
井上:20曲くらいだと思います。
つんく♂:櫻井は?
櫻井:これまでにパフォーマンスした曲だと、40~50曲くらいですね。
「先輩の存在に助けられた」練習でのエピソード
つんく♂:そっか。話は変わるけど、先輩から言われて印象的だった言葉はある?
櫻井:加入してすぐの頃に、石田亜佑美さんから「櫻井は絶対に『大丈夫』って言うよね」って言われたんです。
つんく♂:どういうこと?
櫻井:先輩から「大丈夫?」って聞かれた時に「大丈夫です!」って答えてしまうんです。「ここの振り、わかる?」「大丈夫です!」という感じで。加入した当初は先輩に対して話しかけていいか戸惑っていたから、「絶対大丈夫って言うよね」と指摘された時に、「もっと先輩を頼っていいのかもしれない」って思いました。よく、母にも同じ指摘をされていたので。
つんく♂:実際には、大丈夫なの?
櫻井:どうですかね……? 先輩に言われて実感して、それからもっと頼っていいんだなって思うようになりました。ひとりで頑張りすぎてしまうところがあるのかなって。
つんく♂:具体的に、先輩を頼ったことはあるの?
櫻井:自分からお願いすることは、もちろんあります。
つんく♂:どういうことを?
櫻井:新曲の振り付けとか、パフォーマンスで初めてやる曲がある時に、自分から「ここ教えてもらっていいですか?」って。
つんく♂:新曲やったら、みんなも初めて覚えるわけやんか。それとも、櫻井にとっての新曲ってこと? 例えばどの曲?
櫻井:自分から先輩にサポートをお願いしたのは「人生Blues」ですね。ひとりでダンスを覚えても、先輩たちと揃えると、ニュアンスが違ったんです。私は同期がいない分、細かいところを質問しあえなくって。「ここって、こうだっけ?」がない分、間違えて覚えてしまうこともたくさんあって……。「結局、遠慮せずに先輩に聞くのが一番正しいし、しっかりと教えていただけるのだから」と判断して、自分から尋ねられるようになりました。
つんく♂:具体的に誰に何を聞いたん?
櫻井:野中さんにはたくさん振り付けを教えていただきました。私にとって1番近い存在の先輩だったんです。野中さんは、リハーサルの後に残って一緒に練習してくださったこともあるんです。
つんく♂:へー! 野中が? 一対一で?
櫻井:一対一もありました。「時間が大丈夫だったら、この後何曲か踊って帰ろうよ」って。
つんく♂:かっこいいね!
櫻井:そうなんです。「いいんですか!?」って。リハ後に1時間とか、1時間半とか。加入してすぐの頃もそうですし、インフルエンザでお休みをいただいた後も野中さんが声をかけてくださって。「休んでいたのを補おう」って。
つんく♂:何の曲?
櫻井:新曲の「HEAVY GATE」です。曲の振り付けのレッスンを受けていない状態でコンサートのリハが始まったので、自分ひとりで振り付けを覚える必要があったんです。横山玲奈さんも「一緒に踊ろう」と誘ってくださいました。「先輩の存在に助けられるようになったな。私も甘えていいんだな」と、より実感するようになりました。
つんく♂:なるほど。井上はどう?
井上:私はダンス経験がないので、振り付けを覚えるのにすごく時間かかるんです。遅い時間まで家で練習していたんですけど、それをお話した時に、譜久村聖さんが「いったん寝て、朝もう1回練習した方が覚えやすいよ」って教えてくださったんです。それから、実践するようになって、覚えやすくなりました。
つんく♂:寝ないとね。もう上京したの?
井上:はい。上京しました。
つんく♂:これから洗濯やって、料理もやって? 大変やな。
井上:はい。でも料理はできないので、ちょっと……。
つんく♂:自炊は、まずパスタやな。麺を湯がくとこから。パスタとご飯を炊くのを覚えたら、なんとかなるから。ご飯、炊いたことある?
井上:ご飯炊いたこと、あります!
つんく♂:じゃあ、なんとかなるよ。
井上:……麺と、ご飯が大事なんですか?
つんく♂:俺も一人暮らしを始めた頃、まずはパスタを覚えたな。パスタって麺を湯がいた後はレトルトのソースかけたらなんとかなるやん。まあ、東京はどこでもスーパーもコンビニもあるから大丈夫。あとは、納豆に助けられたな。おかずがない時に、納豆って3つ入って100円くらいやんか。とりあえずそれでお腹いっぱいになるから食べてたな。大阪人ってあんまり納豆食べないんだけど、京都は納豆食べる?
井上:はい。いつも冷蔵庫にあります。
つんく♂:そうなんや。まあ、困った時に「納豆」、覚えておいてください。弓桁はどう?
弓桁:先輩とのやりとりで記憶に残っているのが、日本武道館のコンサートツアーで写真撮影をする時に、石田さんに「もうちょっと横に行ってね」って言われたんです。その時に、「モーニング娘。に入ったんだ!」って実感して。中学校では先輩とあんまり関わりがなかったので、初めての先輩だなって。
つんく♂:部活には入ってなかったの?
弓桁:芸術部でした。
つんく♂:芸術って何するの? 絵を描いたり?
弓桁:ステンドグラスとかを作ってました。後輩っぽく扱われて嬉しかったです。
櫻井:かわいい〜。
つんく♂:櫻井からは、何か言われた?
弓桁:お菓子をいただきました。
櫻井:あはは! お菓子、あげました。やっぱり仲良くなるには、お菓子かなって(笑)。
つんく♂:まあね(笑)。ダンスレッスンはまだ一緒に受けてないん?
櫻井:はい。もうすぐ新曲のダンスレッスンが始まるので、これからです。
つんく♂:レコーディングは1曲だけだよね。初めてやってみて、どうだった?
弓桁:リズムが取れなくて。ミュージカルをしていたので、最後を伸ばす癖がついてるんです。レコーディングも、何回もやり直しました。
つんく♂:「ミュージカルをやっていると伸ばし癖がつく」っていうけど、本当は間違っていて、日本でミュージカルを教えている人らに、そもそも音楽(リズム)の概念があまりないからなんだよね。ニューヨークとかでミュージカルを観ても、「伸びてるな〜」とか「長いな〜」って思うような「伸ばす歌い方」はないから。もしかしたらあるのかもしれないけど、そこが気にならない歌唱法なんだろうね。
弓桁:基礎やリズムをやったことがなかったので、「一からやらなきゃ」と反省しました。
つんく♂:反省もあるやろうけど、これからいかに成長していくかだから。井上はどう? レコーディングしてみての感想は。
井上:リズムを考えながら歌ったので、頭がそっちにいってしまって。なかなか口がまわらなかったし、難しかったですけど、楽しいなって思いました。
つんく♂:ダンス未経験って言ってたけど、家でTikTokとか見ながらやったことはあるの?
井上:そういうのもやったことないんです。
つんく♂:なかなか大変やな。櫻井は、何かやってたっけ?
櫻井:そうですね。学校の部活でダンスをやってました。
つんく♂:じゃあ、ちょっとはかじってたんや。舞台上での立ち位置くらいはなんとなくわかった口だ。井上はそういう意味では、一切経験がないわけやね。
井上:はい、ないです。
つんく♂:なかなか大変やぞ。まあその分どんどん伸びていくわけやから、ここからが楽しみではあるけどね!
櫻井からつんく♂への質問「協調性と個性、どちらを伸ばすべき?」
つんく♂:じゃあ逆に、俺に聞きたいことある?
櫻井:はい! 「自分の魅力をもっと伸ばしたい」と思った時に、協調性と個性、どちらを優先的に伸ばすべきでしょうか? これまでは、メンバーと一緒にものを作っているんだし、どちらも大切に活動してきたんですけど、「思い切りが足りない、振り切れていないな」と実感しているんです。
つんく♂:なかなかの質問やな(笑)。モーニング娘。に選ばれる子たちって、そもそも協調性がない子は選ばれないよ。そう考えたら、協調性は最低限ある! と考えて、個性を出した方がいいと思う。
野球のWBCを観ていて、出場している選手の名前、何人言える? 野球好きの牧野真莉愛やったらいっぱい出てくるやろうけど(笑)、そうじゃなかったら大谷翔平選手くらいしかわからないでしょ。それって、大谷に強烈な個性があるからじゃない?
櫻井:(うなずく)
つんく♂:どれだけ協調性があろうがなかろうが、やっぱりエンタメとしては、印象に残らないと箸にも棒にもひっかからない。ということは、まずは個性。モーニング娘。だと、KYといわれても生田衣梨奈くらいのパンチ力がないと……。まあ、よっぽどダンスがうまいとかあれば、ほっといても目立つやろうけどな。
櫻井:「これが1番得意!」っていうのがなかったんですけど、実際にステージに立つようになってから、表現力をもっともっと伸ばしていきたいと感じたので、そこを個性と捉えて伸ばしていきたいです。
つんく♂:表現力って、例えばどういうこと?
櫻井:表情ですね。曲によっていろんな表情が出るのは、ファンの皆さんにとっても見ていて面白いんじゃないかと。
つんく♂:先輩では誰が一番個性があると思う?
櫻井:横山さんの表情とか、曲に入り込む感じはすごく好きです。明るい曲では、はじける笑顔で。悲しい曲や思いを込める曲では、一気に空気が変わるんです。
つんく♂:櫻井の言ってることは、すごくわかる。でもたぶん横山はそんなに深く考えて自分を演出してるんじゃなく、天性でそこに入っていくんじゃないかな。もちろん、横山本人から聞いたことはないし、想像やけど。逆にめちゃシミュレーションして入り込んでるならまさにプロの鏡ってことやしね。いろいろ相談すると良いよ。
櫻井:自然とメリハリがついて、スッと表情が変えられるのはいいな、素敵だなって思います。
遠慮がちなメンバーに、つんく♂からのダメ出し
つんく♂:井上は? これを機に、俺に聞いておきたいことある?
井上:新メンバーとして加入してレッスンを受けて、改めてモーニング娘。の楽曲の多さに驚いているんですけど、その中でもつんく♂さんの印象に残っている曲やフレーズはありますか?
つんく♂:モーニング娘。の曲って、それこそ莫大にあるからな。井上の立場になって考えてみると、全メンバーにとっても新曲である「HEAVY GATE」は、まだそんなにメンバーと差がないはずやから、早く覚えることだね。それが最初の難関。っていうか、まず最初にクリアしなきゃいけない道。
つんく♂:新曲の「なんざんしょ そうざんしょ」も、振りがまだついてないでしょ? だから、同じラインでメンバーとスタートできるはず。その2つをまず乗り越える。そこから、定番曲の「One・Two・Three」とか、「愛の軍団」とかをさんざんやる、かな。
そもそもモーニング娘。にはまず、ヒット曲の「LOVE マシーン」があって、コアファンに話題の「リゾナント ブルー」 がある。ここが次の分岐点。だから、「リゾナント ブルー」は早く体に溶け込む方がいいと思う。
井上:はい!
つんく♂:弓桁は?
弓桁:モーニング娘。って、恋愛に関する楽曲が多いですよね。けど、私は恋愛したことがないので、曲をどう解釈すればいいのかわからないんです。例えば「愛して 愛して 後一分」という曲が大好きで、歌ったりするんですよ。
弓桁:けど、練習がてら録音すると、ちょっと滑らかに艶っぽく歌っているだけで、気持ちがこもっていないように聴こえるんです。野中さんが歌っているのと比較すると「なんか違うな」って思うんですよ。「恋愛したことがなくても、好きなものに置き換えて」とアドバイスをいただいたんですが、うまくできなくて。どうしたらいいんでしょうか。
つんく♂:いい質問やね。でもそれって、ミュージカルの舞台とかで強盗の役やったら「私、銀行強盗したことないんです」って言ってるのと同じでしょ? 「演じる」って、そういうことじゃない。歌も同じだと思うんだよね。そういう意味では、恋愛しようがしまいが、「どうやりきるか」を考えるしかないはず。
弓桁:(うなずく)
つんく♂:歌手に対して「恋愛した気持ちになって」とか言うこと自体、俺からしたらどうでもいい。「歌詞とリズムとメロディーがあって、音楽に対してどう気持ちいいか」が最初にあるんだよね。そして歌詞をよく見ると、スッと入ってくるフレーズがある。中には、今はよくわからなくても数年経てば「わ!」と思う曲もあるだろうしね。
弓桁が、「愛して 愛して 後一分」を純粋に好きだと思っているのであれば、それで問題はなくて、その気持ちで歌えばいい。恋愛したことあるとかないとか、理屈じゃないの。
ミュージカルにしたってお芝居にしたって歌にしたって、その日の朝、お母さんとめっちゃ喧嘩してずっとムカムカしてても楽しい歌を歌わなアカン。好きな人とラブラブでも、悲しい歌を歌わなアカン。これがプロ。プロとして、どう自覚するか。
弓桁:(うなずく)
つんく♂:例えば、マクドナルドに行った時に、店員のお姉さんが「今日から働いている人」か「3年働いてる人」かなんて、お客さんからしたら関係ないやん。「チーズバーガーをセットでください」って考えるだけで、そのお姉さんがうまいかうまくないか、考えたことないやろ? お客さんってそういうもんなのよ。
モーニング娘。がずっと好きな濃いファンはわかるけど、そうじゃなかったら、ふと、急に興味持つわけやん。先輩がいようが、後輩だろうが、好きになった子を好きになるわけやから。先輩の順番は待たんでいいし、メンバーをかきわけて「はいはい!」ってアピールしないと。
弓桁:(うなずく)
つんく♂:今日の座談会では、井上も弓桁も「どう?」って声をかけられるのを待っているけど、本当は「はいはいはいはい!」くらいの熱量でいいと思うねん。「せっかくのチャンスやから、つんく♂に名前を覚えてもらおう」くらいの意識でね。いつも待っている必要はない。プロだから。
弓桁たちは、ハロー!プロジェクトとモーニング娘。のことを想いつつも「でも最終的には私の人生だよね」と考えなアカン。「無理にみんなに合わせたから、私は失敗した」って思わないようにね。
後輩もまたすぐ入ってくるし、そんなおちおちとゆっくりしてられないしね。だったら、服装、メイク、喋り方、話す内容とか、普段から前もって考えておかないと。
人間ってそんな急にいい話なんて出てこないからね。生田にしても野中にしても、牧野にしたって、意外と投げる球を考えてる。「つんく♂さんに会ったらこれを言うぞ!」みたいなのを持ってて、ひょいーと投げてくる。そこって大事だよ。
井上・弓桁:はい!
つんく♂「個性を磨く一番の近道は、先輩を観察すること」
つんく♂:もう一つずつくらい、聞きたいことある?
櫻井:私がモーニング娘。に加入した時、つんく♂さんがnoteで「モーニング娘。’22の新メンバー、櫻井梨央のひそひそ話。」と記事にしてくださって。
櫻井:その中で、「まだまだ16歳。ちょっとしたきっかけでどんどん進化していきます。今日の印象と半年後の印象は、全然違うかもしれません」と書いてくださったのを拝読したんです。私はこの1年間で自分の新たな可能性や新たな一面を見つける機会がたくさんあったのですが、改めてつんく♂さんから見た「櫻井梨央」の印象をお伺いしたいです。
つんく♂:俺があの文章の中で何を言いたかったか、本当はメッセージを読み解かなきゃいけないのよ。まず、櫻井は加入したばかりの頃、先輩に甘えられないとか緊張感があったみたいだけど、東京出身の子だし、最低限のマナーや常識、ルールがわかるから走り抜けたやん。良かった点として、ALL及第点以上だったよ。
今の世の中って、ちょっとしたことで大炎上する可能性があるよね。それでもいかに目立つか、残ろうかを考えなきゃいけない。先輩を思いやるピュアな気持ちもわかるけど、櫻井も加入して1年以上経つんだから、具体的なエピソードを喋れるようにならなあかんと思う。
櫻井:(うなずく)
つんく♂:今日は俺が「具体的に?」って声をかけないと、なかなか言葉が出てこなかったよね。そこを突き破らないといけない。今日は3人やから「どういうこと?」「具体的には?」って聞けたけど、もしメンバー全員14人いたら、司会者は「まあいいや」って、自分から喋る子に話を振ってしまうと思う。それで番組的に盛り上がったならそれでOKなわけで、誰が何分喋ったとかは関係ないわけやん。、振り返ってみれば、結局その番組の中で1分も映ってないかもしれない。
櫻井:(うなずく)
つんく♂:さっきの、好きなファッションの話でも「モノトーンも好きですし、色物を着るときもあって」って、ふんわりと言うんじゃなくてさ。「黄色が好き」「赤が好き」と言い切ること。
先輩のエピソードも、みんなを立てようとしなくていい。偏ってもいいから最初から「野中さんが」とか、俺に「誰の話?」って聞かれる前に言えたほうがいいのよ。最終的に、先輩がおいしかったらええわけやから。
お菓子をもらったエピソードを、弓桁が話してくれたならそこから広げる。いい話も、具体的に名前を出さないかん。これも訓練。前の日から、「あの先輩との、こんなエピソードを話そう」と考えておく。ほんまやったら、メンバー全員分を持ってないといかんなって思う。ここが次の櫻井のステップ。ちなみに俺は大学ノートに、話したいMCネタをメモ程度でなく、台本にして全セリフ書いて覚えてたよ。
櫻井:具体的に、ですか。
つんく♂:そう。テレビに出たら1回目から「え、なんで?」って聞いてもらえないと思うよ。直球を投げていかないと。「新曲の話? どの新曲?」と聞かれないと「HEAVY GATE」って言えなかったやろ? 最初から堂々と、具体的に話す。そこが櫻井の次の壁やね。
櫻井:遠慮してたら駄目ですね、もっとガツガツいかないと。
つんく♂:たぶん、頭でトークを構築できていないんだと思う。喋ることを書いてないでしょ? 例えば、石田とのエピソードを、3行くらいでまとめとくのよ。長くなくていいからさ。興味があったら司会者なりが「なんやそれ」って聞いてくれるから。
「25年続いたモーニング娘。の良いところを教えて」って話しもそう。自分が中学生くらいのときに、「モーニング娘。には25年の歴史があって、受け継がれています。曲によって表情が違うんですよ〜」と言われて「へ〜、すごい!好きになった!」って思う? 多分、ピンこないはず。
たとえば老舗レストランで食レポするとして「このレストランが25年続いたのはなんでだと思いますか?」って店主に聞いたとして「このレストランは25年の歴史があって、ほかの奴らに負けない情熱と愛情があるんだよ。作ってる時の表情が違うんだよ」って言われても「はい……」としかならないよね。絵にもならないし。「具体的に何がおすすめですか?」って聞きたくならない?
最初から「25年引き継いだ秘伝の照り焼きソースで作ったチーズハンバーガーだね」って言ってもらえたら、「じゃあそれで!」ってなるやん。「うちのは全部おいしいよ」とか、「比べられない」とかって言われるよりも、それがいい。
櫻井:響いたというか、確かに! って思いました。
つんく♂:そうだね。じゃあ次、井上どうぞ。
井上:モーニング娘。は25周年を迎えて、年末にはリーダーの譜久村さんが卒業されます。大きな節目を迎えると思うんですけど、そこからモーニング娘。が変化していく上で、「ここが変わったら面白いな」とつんく♂さんが思うものはありますか?
つんく♂:そうね。昔はテレビに出て、皆が観て踊って、っていう時代だったけど、今は各々が自分の好き嫌いを見る時代。同じ話になっちゃうけど、井上としての個が大切。例えば、「井上が自分の番組をやっていいよ」と言われたら、どんな番組を作りたいかな。「私ならこんなのやりたい」ってアイデアが何個出てくる?
「言われたからやる」っていうのも大事やけど、「私ならこんな番組をやりたいな」っていうイメージを、メンバーそれぞれが持つようにする。野球の番組とか、いろんな番組が出来ていけば、それに興味を持っている人が逆にモーニング娘。を好きになってくれるかもしれへん。「上京を機に、1年間で料理を⚪️つ覚えました」とかも面白いと思うし。井上の個性をどうやったらアピールできるかが、全体につながると思うから。
井上:ありがとうございます。
つんく♂:あとは、今こだわっても仕方がないんだけど「自分がどう見られているか」。髪型から爪の色までよくよく考えていく時期だと思う。櫻井は、髪の毛上げてきてるやん。自己プロデュースや。じゃあ、弓桁は?
弓桁:モーニング娘。は、「モーニングセットのように『いろいろ付いてくる、盛沢山、おトク感!』を意図したグループ」という理由から命名されたと知りました。でも、今の私は自分の盛り沢山要素というか、個性がよく分かってない状態なんです。この座談会で、つんく♂さんが感じたところがあれば、教えていただきたいです。
つんく♂:友達から「弓桁って、こんな子だよね」って何て言われる?
弓桁:「頑固で男っぽい」って言われます。
つんく♂:そう言われてどう思うの?
弓桁:私的には、キャッキャしているよりは情熱的な人が好きなので、もしそう思われているなら、嬉しいなって思います。
つんく♂:そこはブレてないんやな。今、15歳?
弓桁:15歳です。
つんく♂:今はそれでいいんだけど、人間って、やっぱりどっかで変わりたくなると思うんよね。それだけで押し切るとキャラを変えにくい時が来る。でも、そんな時、気にしないで「変わりました!」とか「変えたくなったんで変えました!」くらい言える勇気さえあれば、俺も問題ないと思うので、その心の準備だけしておけばええかなって思ってます。
だから、そんな未来を含めてあんまりギュウギュウにしなくてもいいのかなって思うよ。弓桁は個性はすでに十分出てるし。細かいことは、世間からしたら関係ないし、みんな「モーニング娘。の人」としか見てないからね。まずはグループの中でどう目立つかだけを考えて、やってほしいかな。
今回の座談会ではみんな「モーニング娘。について」のお話を聞いてくれるけど、それ以外にも「つんく♂さんが上京したとき、一番困ったことってなんですか?」くらい「私はこれを投げたろう!」みたいな質問のネタを5個くらい考えておかないといけない。それくらい持っておいて、タイミングをみて、その時にあった球を投げるようにする。
これから雑誌のインタビューとかで、メンバーそれぞれに「どうですか」って聞かれたとして、その答えでどんな個性を出すかが重要。それは先輩たちもめっちゃ考えてくると思うよ。どう目立つかは、寝てる以外は1日中ずっと考えててちょうどいいくらい。
だからまずは先輩それぞれのいいところ、するどいところを、早く見つけることやね。全員の明確な違い。それを探るのが、自分が目立つための一番の近道。
弓桁:ありがとうございます!
つんく♂さんからのアドバイスを吸収して、頑張ります!
つんく♂:今日はありがとう。みんな、話してみてどうやった?
櫻井:実際につんく♂さんとお話しする機会がこんなに早くやってくると思っていなかったので嬉しかったです。何を目標にするか、どう頑張っていくべきか。今後のインタビューやラジオ番組で活かしていきたいと思います。ファンの皆さんには、今回の座談会を踏まえてもっともっとレベルアップしていく姿に、注目していただきたいなと思います。
井上:アイドルが大好きな私にとって、つんく♂さんは本当に憧れの方だったので、今回お話できてすごく嬉しかったです。私はゼロからのスタートで、本当に足りないところだらけ。つんく♂さんからたくさんアドバイスもいただいたので、まずはもっと自分から話していけるようになりたいなと思いました。
櫻井:インタビューも初めてだったよね。すらすら話すのですごいなと思いました。
井上:ありがとうございます。
弓桁:実は私、今日はつんく♂さんはハワイからのリモートだと勘違いしていたので、お会いできたとき、本当にびっくりして嬉しかったです。先ほどつんく♂さんがおっしゃったように、私は自分のキャラを決めつけてしまう癖があります。芯は守ったままだけど、自分で自分を苦しめるようなことはないようにしたいなと思いました。今日、つんく♂さんからいただいた言葉は全部吸収していくつもりで頑張っていくので、ファンの皆さんにはこれからも私のことを見ていてほしいです。
【座談会後のつんく♂の感想コラムはこちら】
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