マガジンのカバー画像

つんく♂のプロデューサー視点。(無料版)

48
【無料マガジン】本マガジンでは、オリジナルの無料コラムをアップしていきます。 もっといろいろなコンテンツを読みたいと思われた人は、有料マガジン「つんく♂の超プロデューサー視点!」… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

芸術における、「天才、プロ、アマチュアじゃんけん」の法則。

これまでnoteでは「天才」という言葉をテーマにちょくちょくお話をしてきましたが、今日は天才とプロとアマチュアの定義を話してみたいと思います。 これは、プロ、アマ、天才じゃんけんの勝敗相関図です。 結論として、「プロ」は「天才」に勝ちます。しかし、「プロ」は「アマチュア」に負けます。そして、「アマチュア」は「天才」には勝てません。 それでは、仕組みと定義を紐解いていきます! 一般的な「天才」の定義 誰もが憧れる「天才」。 「天才」ってなんでしょう? もちろん、才能の

Juice=Juiceとつんく♂のスペシャル座談会! 後編

Juice=Juiceの良さは「オリジナリティ」つんく♂:前編で他のメンバーにも聞いたんだけど、メンバーが思うハロー!プロジェクトにおけるJuice=Juiceの個性を教えてください。 植村:私はオリジナリティだと思います。ライブでのアレンジとか、思い立ったら自由にやってみる自信がある子が多いですね。やらないほうがいいかなっていう自信のなさはないかも。今のJuice=Juiceの好きなところでもあります。 つんく♂:あれ? 君たちの言う「アレンジ」ってどういう意味?? 

Juice=Juiceとつんく♂のスペシャル座談会! 前編

メンバーのハロプロ歴。古株は10年以上在籍!つんく♂:今日はよろしくお願いします! まずは、ハロー!プロジェクトに関わってからの歴史をそれぞれ教えてください。 井上:私はナイスガールトレイニーとして3年間活動した後にハロー!プロジェクトへ加入。こぶしファクトリーのメンバーとして5年間活動して、その後Juice=Juiceに加入して3年になります。よろしくお願いします。 つんく♂:今何歳? ナイスガールトレイニーの時は、12~13歳くらいの時? 井上:そうですね。当時は小

つんく♂note メンバーシップを始めます!

つんく♂noteスタッフよりお知らせです。つんく♂のメンバーシップが11月1日(水)9時からスタートします! 【メンバーシップで出来ること】価格はこれまでのnoteマガジンと同じ、月額880円です。 ①有料マガジン「つんく♂の超プロデューサー視点!」(880円/月)に加えて、「掲示板」機能(無料)で、note記事の感想や質問を投稿いただけます。 「スキ」や質問に対して、つんく♂本人からレスがもらえるかも? 今までどおり、有料マガジンの過去記事もまとめてお楽しみいただけま

新刊『凡人が天才に勝つ方法』つんく♂×編集者対談

2000ページ分を1冊にまとめる編集作業つんく♂:僕のnoteを書籍化しようとしてくださったきっかけというか、企画段階のところからお聞きしたいです。noteを読んでいただいて、東洋経済新報社の中里さんからお声がけをいただいたんですよね。書籍の企画って多方面にリサーチをすると思いますが、色んなnoteをチェックして声をかけるのか、それとも「おもしろい!」と思ってくださったのか……。 中里:私の場合は普段はnoteはとくに見ておらず、知り合いの編集者に「つんく♂さんのnote

ビジネスの世界で活躍する人の共通点って? 北野唯我とつんく♂が語る、成功の法則

オーディションや採用のときに見るポイント北野:つんく♂さんは音楽だけでなく、人を見るプロでもあるのかなと思うんですけど、どんなところを見ていますか?オーディションでは「おでこ出して」と言って、心を見せられるかを判断してると本に書いてありましたね。 つんく♂:オーディションのときで言うと、自分のエピソードトークでどれだけ本当のむき出しの自分を出せるかが重要です。もちろん散々擦ってきた鉄板トークも重要ですが、こっちが会話を掘り下げて突っ込んでみたり、もっと違う質問をした時に、

凡人が結果を出すには何をする? ベストセラー作家 北野唯我×つんく♂ 対談

根拠のない自信が、積み上げた実績で本物の自信に変化北野:僕は『天才を殺す凡人』という本を出しているのですが、つんく♂さんの新刊と関連しそうだなと思っていたので、今日お話しできるのを楽しみにしていました。僕は今35歳で、思春期真っ只中にモーニング娘。がいましたし、家族にもこの対談のことを話したら「いいね!」と言われました。今日はよろしくお願いします! つんく♂:こちらこそ、今日はありがとうございます。よろしくお願いします! 僕らはお互いに「凡人」と「天才」について書いている

「凡人が天才に勝つ方法」に込めた想い。

ついに完成! 3年かけて書き上げた、久しぶりの著書です! タイトルの通り「凡人が天才に勝つ方法」を、いろんな例と共に、僕個人やモーニング娘。のプロデュースで体感した具体的なエピソードを交えて、読みやすく仕上げたつもりです。 「要するに人口の95%以上は凡人なんだ」というのが僕の仮説持論です。だとして「じゃあ凡人が一体どうやったら『天才』に勝てるのか」ということをいろんな角度から分析し、僕なりに言語化しました。 あ、当然ながら僕も「凡人」組の一員です。それを前提に、先ほど

つんく♂著書「凡人が天才に勝つ方法」 最新情報(10/6更新)

こんにちは。つんく♂noteスタッフです。日頃はつんく♂noteをご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。 さて。2020年10月につんく♂noteがスタートして、もうすぐ3年。つんく♂がnoteに綴ってきたことを、一冊の本にして発売することが決定しました! 大幅に再編集したうえで、書き下ろしも加わります! noteマガジン「つんく♂のプロデューサー視点!」ご購読のあなた、そしていつも応援してくださるファンの皆様のおかげです。心から感謝申し上げます。是非、著書「凡

モーニング娘。16期&17期とつんく♂のスペシャル座談会! 

三者三様! モーニング娘。に加入したきっかけつんく♂:櫻井は、モーニング娘。に加入してどれくらいになるんだっけ? 17期の新人が入ってきたけど、何が変わった? 櫻井:加入して1年が経ちました。モーニング娘。の新メンバー募集が昨年9月に始まった時、「先輩メンバーともっともっと仲良くなって、後輩を受け入れられる体制を作らなきゃ」と思ったんです。そこから意識して、馴染むように心がけました。 つんく♂:メンバーと馴染めたきっかけには、具体的にどんなことがあったの? 櫻井:それま

夏まゆみ先生。

夏まゆみ先生の訃報が届きました。 とても驚き、寂しく、残念に感じています。 思えば、売れる前のシャ乱Q時代に出会いました。 当時、FUJIWARAやナインティナイン率いる吉本印天然素材という 男ばっかりの集団のダンス指導している勇ましい姿が忘れられず、 その後、モーニング娘。がデビューする時に 「ああ、あの先生に鍛えてもらおう」と、夏先生にお声がけさせていただきました。 それ以来、たくさんの作品を一緒に作れたこと心より誇りに思っております。 コンサート、ミュージックビデ

モーニング娘。12期&13期とのスペシャル座談会! 加入前後、そして現在をつんく♂に初めて語る

どうやってモーニング娘。に辿り着いた?つんく♂:まず、モーニング娘。に入ったときのことを改めて聞いていこうかな。野中はモーニング娘。になりたかったの? それとも、いろんなアイドルグループのオーディションを受けてた? 野中:14歳で初めて受けたオーディションがモーニング娘。です。小さい頃からずっと憧れだったので、モーニング娘。一筋でした。 つんく♂:小さい頃に聴いていたのは、どの曲が記憶にある? 野中:「ここにいるぜぇ!」が特に好きで、それを歌っている映像も残ってます。

近畿大学入学式2023年「祝辞」と「ウェルカムパフォーマンス映像」

つんく♂より祝辞2023年度、新入生の皆さん、近畿大学へようこそ! 本日はご入学、まことにおめでとうございます! 近畿大学入学式プロデューサーのつんく♂です。 僕は1987年にこの近畿大学に入学し、1991年にたった4年で卒業いたしました、皆さんにとっては先輩、つまり近大のOBとなります。 僕は近畿大学在学中に結成したバンド「シャ乱Q」で、どうしても「日本一」になりたくて、自分のバンドを有名にするために、必死で関西一円くまなく宣伝活動をしました。 自分で言うのもなんです

「つんく♂に問う!今、大学生がすべきこと緊急ミーティング」現役大学生×つんく♂座談会

つんく♂から大学生に質問「1日の中でいちばん大切な時間は?」つんく♂:よろしくお願いします! 学生:よろしくお願いします! ──まずは、みなさんの自己紹介からお願いします。 山下:アカペラサークルに所属しています、文芸学部文化歴史学科2回生の山下颯太(やましたそうた)と申します。入学式では校歌斉唱のアカペラを担当させていただきます。出身は富山南高校です。 山口:はじめまして。今年度、近畿大学応援部団長の、山口健太郎(やまぐち けんたろう)と申します。経営学部経営学科3